若年性認知症の原因と初期症状から見る予防法

若年性認知症の原因と初期症状から見る予防法

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1.若年性認知症とは

若年性認知症とは、65歳未満の人に発症する認知症のことで、病気の内容的には高齢者
の認知症と同じです。ただ、問題なのは、その若さの点で、物忘れがかなりひどくなるま
で自分も周囲の人も認知症の発症に気付かないことが多いということです。

             

原因も高齢者の認知症と同じで、アルツハイマー型(53%)が最も多く、脳血管性認知
症(17%)が続きます。高齢者に比べて脳血管性の割合が多くなっているところが特徴
と言えるかも知れません。

脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血など脳の血管障害が原因で起こる認知症です。発作直
後は意識不明・麻痺・言語障害などの急性期症状が現れることはよく知られていますが、
そこを脱して回復期になっても、身体機能や記憶力・注意力・意欲が回復せず失望感や虚
無感を感じるようになり(高次機能障害)、さまざまな身体的な障害が複雑に絡み合って
認知症の症状が現れるようになるというケースです。

アルツハイマー型認知症は、まだ完全に解明されている訳ではありませんが、脳にアミロ
イドやタウなどのタンパク質が溜まることで、神経細胞が破壊されて脳が萎縮することが
原因と言われています。初期には、意欲や感情が低下し、抑うつ症状が現れることが多く、
仕事や日常生活にも変化が現れるようになります。

同じことを何度も聞く、直近のことを思い出せない、ガスや水道を閉め忘れる、服装や身
だしなみがだらしなくなる、料理・家事などいつもしていることができなくなる、性格が
変わったような気がする、といった症状が見られる場合は、かかりつけの医師や地域包括
支援センターなどに相談してみるのが良いかも知れません。

2.若年性認知症予防

若年性認知症の症状も高齢者と同じで、認知症と診断される頃には中核症状が現れるよう
になっていることが多く、物忘れ(記憶障害)や今日の日付・現在地がわからない(見当
識障害)、料理の手順がわからない・物の片付け方がわからない(理解力・判断力低下)、
同じものを買ってくる・毎日同じ料理を作る(実行機能障害)といったことが頻繁に起き
るようになってきます。

どの時点で気付き、治療を始めるかは、本人や家族の問題でもありますので、何が正解と
いうものでもありませんが、とりあえずは「早期発見・早期治療」が重要ということはし
っかりと覚えておきましょう。

           

予防法としては、若年性認知症が心配になったら、まずは「生活習慣を見直し」てみまし
ょう。糖尿病の人にアルツハイマー病の発症リスクが高いと言われていますし、脳梗塞や
血栓なども食生活と深くかかわっています。さらに、アルツハイマー病や脳血管障害リス
クを高めるとされるタバコはやめることをおすすめします。

昼寝はアルツハイマー病の発症リスクを2割下げるというデータもありますが、睡眠不足
による脳への負担が若年性アルツハイマー病のリスクを高めるということなのです。可能
なら13時から15時の間に30分程度ウトウトしてみると良いかも知れません。

また、アルツハイマーとは別に、アルコール依存症の人は半数程度の人に認知症の症状が
見られるというデータがあるだけではなく、アルコールの過剰摂取は脳卒中などの血管障
害の原因になったり、脳の萎縮すら考えられるといいますから、できるだけアルコールは
控えるようにしましょう。

そして、知的健康サプリと言われるプラズマローゲンなどの摂取も人気があるようですの
で、興味があれば試してみて下さい。


 

 

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