高血圧症の対策は自身の血圧上昇の原因を知ることから

高血圧症の対策は自身の血圧上昇の原因を知ることから

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血圧が高いということは

私たちの体は、血管内を流れる血液によって、生命維持に必要な栄養や酸素が供給され、
不要になった物質は排出されることで、健康状態が保たれています。その血液の流れのス
タート地点が心臓で、心臓が収縮することで血液が送り出されて行きますが、そのときに
血管の内部にかかる圧力が血圧というものです。

この送り出すときに、心臓が収縮することでかかる圧力が「収縮期血圧(上の血圧)」
で、送り出された血液は、心臓の弛緩(拡張)によって心臓に戻ってきますが、このとき
の血圧を「拡張期血圧(下の血圧)」と呼んでいます。

    

一般的には、収縮期の血圧の方が、拡張期の血圧より高くなるのが普通です。

何事もなければ、そのような心臓の働きで健康に生活できるのですが、加齢などにより、
血管が老化してくると、柔軟性がなくなり、圧力の吸収力が低くなってきます。これが高
齢になると血圧が高くなる理由の1つです。

しかし、血管が老化(動脈硬化)するのは加齢だけではなく、血液中にコレステロールや
ブドウ糖が増えすぎることでも動脈硬化は起こりますし、いわゆる血液ドロドロという状
態では、血液そのものも流れにくくなっていますので、より強い圧力で押し出す必要があ
り、これも血圧を上げる一因になっています。

ただ、血圧というのは、ちょっとした動作や心理状態でも大きく変化するものでもありま
すので、健康診断で1~2回測っただけで、高血圧と判定するのもどうかと思います。

血圧は、常に200以上とかいう場合は、やはり何とかしなければいけませんが、ちょっ
と階段を上がっただけでも、200程度は軽く超えていることが多いので、あまり数字に
神経質になるのもどうかと思います。

なので、血圧が心配なら、最低でも1週間くらいは真面目に測定して、冷静に判断する必
要があります。そして、基本は「年齢プラス90(50歳なら140)」という考えで、
大きく離れていない場合は、血圧降下剤などを処方してもらうのではなく、運動をすると
か、食事内容を見直すとか、まずは、日常生活を考え直してみることです。

高血圧が危険という意味

特別な病気がないなら、血圧(150mmHg)程度は、それほど危険というものでもあり
ません。確かに、昔は栄養状態が悪く、血管も破れやすい状態の人が多かったということ
もあり、高血圧が加わることで、脳卒中で亡くなる人も多かったですが、栄養状態が改善
された現在では、脳疾患の原因は血圧硬化剤による影響の方が大きいと言われています。

なので、高血圧の程度にもよりますが、年齢プラス90レベルの高血圧なら、とりあえず
は、食事内容の見直し、適度な運動、ストレスの解消などを実践することです。末梢血管
抵抗を少なくしたり、血液の粘性を改善するだけで、血圧はすぐに下がります。その方法
が食事内容の見直しや適度な運動ということになります。

           

ただ、高齢になると、やはり血管の老化そのものが大きな原因になりますので、多少は高
くなっても当然というところです。気になる人は、血圧降下剤ではなく、血管の若返りに
効果的な漢方薬などをおすすめします。漢方薬は全身の機能に作用するものが多いので、
単に血圧だけではなく、加齢によるさまざまな症状にも良い効果が期待でます。

いずれにしても、まずは自身の健康状態を正確に把握することが大切で、血圧に関しても、
医療機関で測定するだけではなく、家庭でも毎日血圧を測定して、自身の血圧の推移を知
っておくことが基本です。

その上で、血圧が異常と思えば、病院で検査を受けるということです。

血圧は、常に変化していますので、できるだけ同じ環境下で毎日測定する方が、より正確
なデータが得られます。測定以前の問題として気をつけておきたいところです。


 

 

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