顔がたるむ原因とは
顔のたるみは５０代になると、これまで以上にハッキリしてきます。特に皮膚がたるんだ
という感じでなくても、そのたるみは眉毛や目尻が下がってくることで判断できます。
原因は「老化」と言ってしまえばそれまでですが、紫外線などにより活性酸素が生じて、
コラーゲンを破壊してしまったり、新しく作ることも難しくなります。肌の新陳代謝も低
下して肌細胞を作る能力が衰え、肌そのものが弱くなってくることが大きな理由です。
更に、加齢により代謝が落ちているにもかかわらず、食事の量を減らす努力をしなければ
脂肪が増え、顔にも脂肪が多くなりますが、逆に顔の筋肉も加齢により衰えるため、皮膚
が脂肪を支えることが難しくなります。
また、このころからは骨密度が減り、骨が萎縮し始めます。すると皮膚が余ることになり
ますから、何もしなくてもタルミができることになります。
だいたいがこのような原因で顔のたるみが出来るのですが、その上に睡眠不足や食生活の
乱れ、喫煙や過度の飲酒、運動不足などに覚えのある人は、肌の老化スピードも一般的な
人より早くなるのは当然ですね。
しかし、一般に老け顔と言われるたるみが発生しやすいのは「目の下」「まぶた」「あご」
「頬」「口元」で、ここがたるむと一気に「老けた顔」に見られてしまいます。
これらの部位は、どこか１点でも老けた印象を与えますが、同じ顔で１カ所だけという方
が難しく、ほぼすべての部分でたるみが生じるの普通です。
また、顔にたるみを感じる頃には、すでにある程度のたるみが出てしまっていることにな
りますので、たるみを改善しながら予防するのが一般的なたるみ対策になります。
たるみの改善・予防法
たるみは、予防しながら改善を目指すのが順当な方法になります。まずは生活習慣の見直
しですが、具体的にはバランスの良い食事で腹八分目を目標にしましょう。何と言っても
顔の重力を減らす努力はしなければなりません。
そして、ある程度は紫外線対策もしていると思いますが、このころからは入念な日焼け止
めをしなければなりません。老化した肌はそれだけでも復元力が低下していますので、少
しでも皮膚の負担を少なくする必要があります。
もちろん、睡眠時間や適度な運動など、もうすでに知っていることも実行しなければ意味
がありません。もう後がありませんので、これを機にぜひ生活習慣も見直しましょう。
また、最近は電車内でも時間待ちのときでも、スマホを手にしていない人を探すのが難し
いほど皆さんスマホを見続けていますが、実はこのスタイルも顔のたるみを生じさせる大
きな原因の１つと言われています。猫背になってスマホを操作することはもちろんですが、
肩や首のこりにもつながり、結果として血液やリンパの流れが悪くなって、たるみの原因
になると言われています。
これは、パソコンにも同じことが言えますので、デスクワークで１日中パソコンを見てい
るような人も、ときどき体を動かしたり、筋肉をほぐすような運動をしましょう。
次に、顔の筋肉（表情筋）を鍛えて型崩れし難くします。有名なのは「あいうえお体操」
ですが、一言ずつゆっくり発声して５秒ほどそのままの口の形を保つようにします。特に
何回という決まりはありませんが、できれば１日に１０回程度はやりたいところです。
そして、ビタミンやたんぱく質など、肌の若返りに必要な栄養も積極的に摂る必要があり
ますが、最近はそのような必須成分が理想のバランスで配合された美容ドリンク
のような
ものも売られていて、かなり評判も良いようですので、金銭的に少しゆとりがあるような
らおすすめできます。
少し前に。美顔ローラーなどというものもありましたが、これはやり方次第では肌にダメ
ージを与えたり、よけいにシワやたるみを増やしてしまうことにもなりますので、これか
ら買おうとしている人は、どちらかと言えば見送りでいいのかなと思います。
ざっくり言えば、年齢相応の体に良いことを心掛けて生活するということですね。
