更年期と肌トラブル
更年期というあまり有難くない年齢に近付いてくると、気分的に嬉しいものではありませ
んが、それ以上に深刻なのが、肌に変化が現れて、これまで使っていた美容液や化粧品が
合わなくなるということではないでしょうか。
肌に限らず、更年期に起きるさまざまな変化の原因は、女性ホルモンのエストロゲンが減
少することですが、肌に限れば、その影響は皮脂腺の分泌やコラーゲンの合成の変化に現
れます。
すると、肌の弾力がなくなってシワができたり、かゆみが生じたり、ニキビなどができや
すくなります。思春期以来のニキビに、まだまだ若い証拠なんて喜んでいる人もいますが、
ここは本格的なエイジングケアをしなければならない大切な時期のサインと受け止めなけ
ればなりません。
と言うと、いきなり化粧品を探し始める人もいますが、その前にやることがあります。ま
ずは、生活習慣を見直してみることです。十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動、
ストレスを溜めない等、どこにでも紹介されていることですが、知っているというだけで
はなく、実践することが大切で、そうしなければいけない時期がきたということです。
更年期の肌荒れでよくやる間違いは、洗顔や保湿に気をつかうあまり、過剰な洗顔で分泌
量が少なくなった皮脂を更に洗い落としてしまったり、保湿効果の高い化粧品を使い過ぎ
ることで、毛穴に存在して肌を守る働きをしている常在菌のバランスを崩してしまうこと
です。特に、顔に赤みを帯びてきたり、ニキビなどの皮膚炎ができている人は、常在菌の
バランスの乱れに起因することが多いと言われていますので注意しましょう。
更年期の肌荒れ対策
同じ肌荒れでも、更年期の肌荒れ対策では「洗いすぎ」「こすり過ぎ」「保湿のしすぎ」
は逆効果になることが多いと言われています。
本来、人間には天然の美容クリームともいうべく優秀な保湿剤が備わっています。それが
皮脂ですので、必要以上に落とし過ぎたり、必要以上に保湿クリームなどを塗ると、肌の
機能をさらに悪化させてしまうことになります。
なので、更年期の肌のトラブル対策としては、足りないものを補うというスタンスで行う
のが基本になります。
そして、もう1つ大切なことに、肌トラブルではあまり意識されませんが、自律神経の乱
れがあります。そもそも更年期症状と言われるものは、自律神経の乱れによって起こるも
ので、ホットフラッシュや異常発汗などもその症状ですが、結果的にそれにより皮膚機能
のコントロールがうまくできなくなって、肌のトラブルにつながるのです。
同じエイジングケアでも、更年期と30代の頃では、根本的に違いがありますね。なのに
ケアの仕方が同じでは、しっくりこないのが当たり前ということです。
従来の保湿を中心にしたエイジングケアが合わなくなってきたら、更年期対策としてのエ
イジングケアに変えてみることで、肌トラブル改善のきっかけがつかめるかも知れません。
とは言っても、何をどうすれば良いのか分らないという人は、睡眠・食事・運動・ストレ
スの基本を意識しながら、製造販売会社の代表者自身の経験から生まれたという年齢肌に
特化したエイジングケアコスメを使ってみて下さい。大々的な広告はしていませんが、ク
チコミだけで愛用者が増え続けているという品質本位の化粧品です。