中高年に多い膝の関節の痛みの原因と予防方法

中高年に多い膝の関節の痛みの原因と予防方法

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1.中高年に多い膝関節痛

関節が痛む(関節炎)原因の代表は、変形性関節症、関節リウマチ、関節障害と言われて
います。症状としては、同じような関節の痛みを伴いますが、実は、この3つはまったく
別の病気で、対処法もそれぞれに違います。

ただ、中高年に多く見られる関節痛の原因は変形性関節症で、関節の老化により生じる痛
みです。つまり、関節内で、骨と骨の間のクッションの役割をしている軟骨が、加齢現象
によりもろくなったり、すり減ったりすることで炎症を引き起こすタイプのものです。

        

その代表的な部位が膝で、日頃から立ったり座ったりする動作による力がもっとも加わる
ところで、立っているだけでも全体重を支えている状態にありますが、加齢により足の筋
肉が衰えることで、膝への負担がいっそう大きくなり、膝の痛みを引き起こすことになる
人が多いのです。

この場合に気をつけなければならないのは、症状は少しずつ悪化して行き、やがて歩行困
難なところまで行き着きますが、一度減った軟骨を復元させることはできません。なので、
膝の違和感にできるだけ早く気付いて、早めに予防することが何より大切になります。

老化現象の1つと捉えれば、変形性膝関節症は誰にでも起こりえる症状ということになり
ますが、一般的に変形性膝関節症になりやすい人の特徴として、肥満気味、運動不足、О
脚といった傾向にあるようです。

この辺のところは、本人が比較的分かりやすいところでもありますので、中年以降の人で
該当する場合は早急に対策を考える必要があります。また、変形性膝関節症は更年期以降
の女性に多く発症する傾向にありますので、合わせて注意する必要があります。

更年期症状の1つとして、膝が痛む場合もありますが、これは変形性膝関節症とは関係あ
りません。むしろ、女性ホルモンの減少により、ホルモンバランスが崩れて肥満化するこ
とが、膝の負担を増やし、関節痛を引き起こしているということです。

2.変形性膝関節症の予防法

変形性膝関節症の予防法は、できるだけ関節の負担を減らす生活をする、適度な運動で関
節そのものを柔軟に保ち、周辺の筋肉を強化することで膝の負担を減らすようにすること
がメインになります。

具体的には、肥満気味の人は体重を減らす、関節を冷やさない、О脚の人はインソールな
どで調整する、靴はクッション性のあるものを履き、ハイヒールなどは極力避けることで
す。すでに痛みがみられる場合は、決して無理をせず、浅い屈伸運動などで、まずは少し
ずつ膝の筋肉を強化していくようにしましょう。

変形性膝関節症の特徴は、安静時にはほとんど痛みがなく、動くと痛むというところです
ので、どちらかというと、動きたくないというのが本音だろうと思いますが、それではよ
けいに膝周囲の筋力が低下してしまい重症化を促進することになりますので、痛いときこ
そ意欲的に行動しましょう。

             

膝を固定して足を動かしたり、テーブルなどにつかまって、片足ずつ上げるといった運動
なら、それほど痛みを感じることもありませんので、各自で工夫してみて下さい。そして、
以前は膝の痛みにグルコサミンなどといったCMがよく流れていましたが、軟骨成分の補
給を考えているなら、グルコサミンよりプロテオグリカンをおすすめします。

たまに、膝関節を鍛えるとかいう目的で、ハードなスポーツを始めたために関節痛(関節
障害)になったという人もいますので、自身の現状をしっかり把握して、できるだけ膝に
負担がかからないような運動を考える必要があります。

また、痛みそのものはよく似ていますが、少し若い年齢(30~50代)の女性に多いの
が関節リウマチです。こちらは、自己免疫疾患(免疫異常)が関節に起きた症状です。初
期症状としては、朝起きたときに手足の指がこわばったり、腫れたりすることが多く、比
較的気付きやすい病気とも言われていますので、関節リウマチかも知れないと思ったら、
できるだけ早めに関節リウマチの専門医を受診することです。

潤腰

 

 

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