肩関節周辺の炎症による痛み(五十肩)の原因と対処法

肩関節周辺の炎症による痛み(五十肩)の原因と対処法

《本ページはプロモーションが含まれています》

1.五十肩の原因と症状

五十肩とは、肩関節の痛みの1つで、肩関節周辺の炎症による痛みのことです。肩の関節
は、さまざまな動きに対応するため、複雑な構造をしているので、他の関節に比べて炎症
が起きやすいということもありますが、加齢とともに関節周辺の筋肉や腱が老化すること
で炎症が起こりやすくなります。その時期が中年以降であることが多く、特に働き盛りの
40代・50代に多く起こることから、四十肩・五十肩と呼ばれています。発症する年齢
が違うだけで、四十肩も五十肩も同じ症状で、正式には「肩関節周囲炎」と言います。

             

何が原因かと言うと、実はまだはっきりとした原因はわかっていないのですが、いわゆる
肩の関節の老化現象で、筋肉や腱、その間に存在する滑液包などが老化して炎症が生じる
という考え方が有力視されています。

症状としては、中年以降に、肩を動かすと痛い、腕が上がらない、といったときが五十肩
の初期症状と考えられています。そこから、肩の可動域が狭くなって、痛みも増していく
のが一般的ですが、どちらか片方の肩だけに発症するのが普通です。

五十肩は自然に治るとも言われますが、夜間痛と言われる寝ているときに痛みが増す症状
は、放置して耐えるというタイプのものでもなく、ズキズキとうずくような痛みは一日も
早く治したいと思いますし、日常生活にも支障が出てくるようになります。そんな状態が
平均1~2年も続くのが一般的ですし、もっと長引く人もいます。また可動域が戻らない
ままの状態になることもありますので、放置するにしてもそれなりのケアは必要です。

2.五十肩の対処の仕方

五十肩の場合は、痛みの改善と無理のない範囲で肩を動かして可動域が狭くならないよう
にすることです。五十肩が発症してから約2週間が急性期、その後約6カ月間が慢性期、
そして回復期へと向かうのが一般的な流れで、通常は1年前後と言われていますが、実際
のところは、約半数の人は痛みや可動範囲の制限が数年から7~8年続くことも珍しいこ
とではないという報告もあります。

急性期は、ともかく1日中、痛みに苦しめられます。可動域がどうのと考えている余裕は
ないと思いますが、特に無理をする必要もありませんが、過保護は肩の動く範囲を狭くす
る原因にもなりますので、できるだけ自然に近い生活を心掛けましょう。

慢性期になると、肩の痛みは少しずつ軽減しますが、肩の可動域が狭いままの状態で、約
6カ月過ごすことになります。

やがて、回復期になると、痛みも動きもすこしずつ回復してきます。順調に行けば、この
一連の期間が約1年とされているのです。この期間に病院へ行く人も、自分でケアする人
もいると思いますが、薬物(消炎鎮痛剤や外用薬など)を使って痛みを緩和することと、
可動範囲を広げるためのリハビリ的な運動をすることになります。

             

病院で医師の指導を受けている人は特に問題ありませんが、自分でやる場合は、腕が痛ま
ない程度にしっかり腕を振って歩くとか、ストレッチを行なうなどして可動範囲を広げて
血流の改善に努めます。また肩関節の炎症を抑える働きのある漢方薬もおすすめです。

そして、入浴時には肩まで浸かってしっかり温めたり、寒いときには肩掛けなどを使った
り、軽い運動をしたりして、日頃から肩を冷やさないようにすることで、血液の循環が良
くなりますので、肩の炎症を防いだり、五十肩そのものの発症を予防することも可能です。


 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク