エイジングサインは紫外線の産物
エイジングサインが現れたら、ほとんどの人はエイジングケアについて考えることになり
ますが、シミ・シワ・たるみ・毛穴など、いわゆるエイジングサインと呼ばれる症状の原
因の大半は紫外線です。つまり、エイジングケアは紫外線対策抜きでは考えられないとい
うことです。
もちろん、紫外線以外にも肌老化をもたらすものとして「活性酸素」「血行不良」なども
ありますが、肌老化の原因の８割が紫外線と言われていますので、まずはここを外しての
エイジングケアなどありません。逆に言えば、紫外線対策がしっかりできれば、ほとんど
の肌老化の原因を防ぐことができるということなんですね。
ところで、紫外線と言うと「夏」と考えている人が多いようですが、まずはその考え方か
ら改めなければなりません。
紫外線には２種類あるということは漠然と知っている人も多いかも知れませんが、実は他
にもＵＶＣというものもあります。しかし、これはオゾン層に吸収されて地表には届きま
せん。なので、私たちが知っているのはＵＶＡ（波長の長い紫外線）とＵＶＢ（波長の短
い紫外線）の２種類で、その約９割がＵＶＡと言われています。
そして、紫外線と言えば「夏」「日焼け」を想像された人は、ＵＶＢのことを指していて、
たくさん浴びることで赤く炎症したり、メラニン色素沈着の原因になる夏の代表的な紫外
線による症状です。
当然、それも肌ダメージとしては無視できませんが、実はシワやたるみにつながりやすい
のはＵＶＡの方で、紫外線全体の９割を占める上に、一年中ほぼ同じ量降り注いでいると
いうのですから、どちらが深刻かわかりますよね。
しかも、波長が長いため、特に外出をしなくても家の中でも知らないうちに浴びていて、
肌の奥まで到達するので、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などをつくりだす線維
芽細胞を傷つけてしまうことになり、シワやたるみといった見た目を大きく変える肌トラ
ブルの原因になってしまうんです。
エイジングケアは紫外線との戦い
日本人女性は、もともとメラニン色素を多く持っていると言われていて、必然的に肌が黒
くなりやすいということから、特に夏に多いＵＶＢに敏感になるようですが、実は加齢と
ともに出現するエイジングサイン（肌老化）は、ＵＶＡによるダメージを反映しているこ
との方が多いのです。
なので、日差しの強くない季節にも、家で過ごしているときでも、しっかり紫外線対策を
することが、エイジングケアでは最も大切なことなのです。
とは言っても、なかなか曇りや雨の日にまで紫外線対策をするというところまで徹底でき
る人は少ないと思いますので、まずは紫外線対策もできるエイジングケアアイテムを選ぶ
ということがキーポイントになります。
最近はすぐれた「ＵＶ化粧下地」というものもありますので、紫外線対策・エイジングケ
ア・化粧品のすべてに精通した信頼できる会社の製品を使うことで、その後のエイジング
ケアに大きな差が出てきます。
美意識の高い女性に人気があるのがナールスヴェール化粧下地と言われていますので、ま
だエイジングケアについて勉強中の人は、ここから始めてみるというのも１つの賢明な選
択肢かも知れませんよ。