１．アルガンオイルの優れた効能
アルガンオイルが美容に良いと言われますが、実際、美容成分とな
る栄養が豊富に含まれていて、顔だけではなく、全身に使える美容
液といった感じのオイルなのです。
使い方も、ブースターオイルとして利用すれば、手持ちの化粧水等
をそのまま活かせるので、手軽に始められることも魅力です。
アルガンオイルの効能は、まず何と言っても、その優れた保湿力に
あります。肌表面を保護する重要な役割を果たすのが皮脂ですが、
アルガンオイルの成分がこの皮脂ととてもよく似ているんです。
つまり、皮脂は肌への浸透がとてもよいので、効率的に肌の表面を
保護できるのですが、よく似た成分のアルガンオイルを洗顔後のブ
ースターとして使うことで、肌の潤いを保つ土台を作り、その後の
美容液などの有用な成分が浸透しやすく、肌内部でしっかり作用で
きるようになるのです。そのため、乾燥肌等の肌トラブルで悩む人
にはとても使用価値のあるオイルということになります。
そして、この作用はそのままアンチエイジング効果としても活躍し
ます。アルガンオイルには、本来ビタミンＥやオレイン酸、リノー
ル酸、ステロールなど、おなじみのアンチエイジング成分が含まれ
ていて、塗るだけで肌の老化防止、トラブル改善、シワ改善等の効
果も期待できるということになるのです。
更に、アルガンオイルのすぐれた効能には、日焼け対策があります。
もちろん日焼け止めという種類のものとは少し違いますので、効能
として取り上げられてはいませんが、隠れた効能として、肌のター
ンオーバーを促進させ、日焼けによって受けたダメージを効率的に
排出し、紫外線によって過剰に生成されたメラニンを減少させ、保
湿性の高さと肌の修復性を早める効果で、日焼け対策としても効果
が期待されるというものです。
万能オイルと言われるアルガンオイルですが、アンチエイジングや
乾燥肌対策としては最高のオイルとされるのが、これらの効能によ
るところなのです。
２．アルガンオイルの選び方
塗って寝るだけで効果実感と言われるアルガンオイルですが、その
一番の問題は「本物を見抜くこと」に尽きます。
では、その本物の見分け方はどうすればいいのかということですが、
アルガンオイルの原料となるアルガンツリーは、モロッコの一部地
域にしか自生していない絶滅危惧植物なのです。
しかも、そこから抽出されるアルガンオイルの量は非常に少なく、
希少価値オイルなので、必然的に別のオイルで薄められた商品が多
くなってくるという実情があります。
しかし、我々がそれを見極めることは難しいですが、買う前のポイ
ントは、原産国はだいたいモロッコだと思いますが、その精製が、
モロッコやフランスなどで行われていますので、まずはモロッコで
「低温圧搾法」で精製されて空輸されたものを、日本で瓶詰という
のが鮮度的にも、品質的にも確実なところになります。
次に、抽象的ですが、その価格で、極端に安いものは要注意という
ことは、アルガンツリーが絶滅危惧植物であることから考えれば当
然のことですね。
遮光瓶に入っているということは常識として、我々が一般的に判断
できるのは、その程度までで、あとは現物を見ての判断になります
が、アルガンオイルは黄色～黄褐色（濃い黄色）なので、薄い場合
は他のオイルが混ざっているか、アルガンはアルガンでもヤギの糞
から採取したアルガンの実から抽出したオイルであることも少なく
ありません。
次に、香りですが、一般的には「ナッツのような香り」と言われて
いますが、その辺の「たとえ」は個人差がありますので、ナッツと
言い切れるものではありませんが、いずれにしても不快感のないオ
リーブオイルのような感じの香りがします。
なので、ナッツとはちょっと違うと感じられた人でも、他のオイル
とのブレンド製品は無臭に近く、酸化してしまった悪い品質のオイ
ルは酸っぱい匂いがするということを判断基準にした方がわかり易
いかも知れません。
特に、酸っぱいニオイがしたら、肌が美しくなるどころか肌荒れに
なることもありますので使わない方が無難です。
そして、実際に試してみることができる環境なら、少し肌に塗って
みると、スッとなじみ、サラサラとした感触が得られます。
いつまでもベタベタしているようなら、何か他のオイルが混ざって
いる可能性が高いということになります。
この辺のところをしっかり見極めることができれば、まず失敗する
ことはありませんが、アルガンオイルは興味があるけど、本物を選
ぶ自信がないという人には、全国の百貨店等にも商品展開する王様
の「アルガンオイル」をおすすめします。
品質面では絶対安心ですので、あとは値段が合えばですね。（笑）
