1.覚醒痔ブラキシズムとは
歯ぎしりとは、上下の歯を擦り合わせたり、噛みしめる行為です。日本国民の約7割が歯
ぎしりをしていると言われています。しかし、自分は歯ぎしりをしていないと思っている
人が多いので、本人は気付いていないということかも知れません。

歯ぎしりは、睡眠中に起こることが多いので、気付かないのも当然かも知れませんが、実
は、歯ぎしりは起きているとき(覚醒中)にもしていることがよくあります。昼間の活動
中にストレスを受けたり、何かに集中したりしているときに、無意識のうちに歯を強く噛
みしめたりしていることがあります。こちらは何となく気付いている人も多いかも知れま
せんが、これも歯ぎしりの1つで、覚醒時歯ぎしり(覚醒時ブラキシズム)と言います。
ブラキシズムとは、歯を擦り合わせたり(グラインディング)、歯を強く噛みしめたり(
クレンチング)、上下の歯をカチカチと合わせる(タッピング)など、上下の歯を接触さ
せることを言います。それらの行為が睡眠時に現れることを睡眠時ブラキシズム、昼間に
現れることを覚醒時ブラキシズムと言います。
ブラキシズムの原因はまだ解明されていませんが、心因的なストレスや生活習慣がその有
力な因子と考えられています。
歯ぎしりや食いしばりが長期間続くと、歯の表面が摩耗したり、歯の形状が変わって噛み
合わせが悪くなったり、顎関節にも影響が出ることがあります。また、顔や頭部の筋肉も
緊張することで、頭痛や肩こりなどの症状として現れます。
2.ブラキシズムの改善方法
ブラキシズムを改善するには、まずは覚醒時から始めます。つまり、普段から「あごに力
が入っていないか」「上下の歯が当たっていないか」ということに注意してみましょう。
食事中など、歯が活躍するとき以外は、あごをリラックスさせて、上下の歯が接触しない
ように意識することが大切なのです。

覚醒時のブラキシズムが改善されてくると、意外にも睡眠時にも同じような結果が現れて
くることが多いようです。もちろん、そのためには、就寝前のカフェイン・アルコール・
ニコチン・刺激物の摂取を控えたり、スマ―トフォンやパソコン機器の使用を控えるなど、
生活習慣の見直しも必要になりますが。
睡眠時ブラキシズムは、眠りが浅いときに起こるとされています。人間は深い眠りと浅い
眠りを交互に繰り返していて、深い眠りのときは筋肉が抑制されていますが、眠りが浅く
なると抑制が解かれることで、頬の筋肉が動き、歯ぎしりが起こると言われています。な
ので、睡眠を浅くする要因であるストレスの解消や飲酒・ニコチンなどの摂取を控えるこ
とが推奨されているのです。
最近、あごの関節が痛く感じたり、原因不明の頭痛や肩こりがありませんか。歯ぎしりに
よる初期症状はほとんどありませんが、これらの自覚症状がある場合は、もしかしたら歯
ぎしりのサインかも知れません。
歯ぎしりの予防・改善法は、上下の歯が接触していないかどうかに意識を向けること、あ
ご関節の痛み・原因不明の頭痛や肩こりを自覚したら、歯ぎしりを疑ってみる。ストレス
の解消に努めたり、生活習慣を改めて睡眠の質を保つことを心がける。