1.糖化の原因と影響
近年は老化現象の1つとして糖化が取り上げられることが多くなりましたが、糖化とはど
ういうものかを解説していきます。糖化とは、過剰に摂取した糖質が体内でタンパク質と
結びつくことでAGEs(終末糖化産物)を生成します。このAGEsがさまざまな病気
リスクや老化現象の促進につながると言われているのです。
蓄積されたAGEsは排出されにくく、加齢とともに増える傾向にありますので、できる
だけ若い頃から糖化対策を始めることが大切になります。

体内で糖化が進み、AGEsが過剰になると、やがて臓器にも蓄積するようになり、皮膚
や血管などを劣化(老化)させる原因になります。つまり、皮膚の劣化を引き起こし、肌
老化の原因にもなるのです。このような現象が糖化と呼ばれています。
糖化と同じく老化を促進する現象に酸化がありますが、こちらは、体内に取り込まれた酸
素が消費される際に生成される活性酸素が細胞を傷つけることで老化を促進する現象です。
糖化による肌老化とは、糖化は皮膚のコラーゲンやエラスチンを変性させてしまうことで
皮膚のハリが低下します。AGEsが真皮層に蓄積することで、皮膚に黄ばみが生じるこ
ともあります。さらに、AGEsはメラニンを増やし、シミの原因にもなるとも言われて
います。皮膚だけではなく、血管にも蓄積して動脈硬化やアルツハイマー病を進行させる
リスクも指摘されています。
糖化が進みやすい人とは、糖質を過剰に摂取していることは言うまでもありませんが、そ
の摂取方法とも関係していて、大食い・早食いなどで、食後の血糖値を急激に上げるよう
な摂取方法、砂糖(糖質)が大量に入っている清涼飲料水などを多く利用している人など
と言われています。また、運動不足の人も、糖を消費する筋肉量が適正に保たれなくなる
ことで、糖化を促進する要因として取り上げられています。
2.糖化を防ぐ対策とは
糖化を予防するには、特に難しいことをする訳ではありませんが、正しい方法を覚えて、
それを習慣化することです。例えば、毎日しっかり朝食を摂るということを習慣化するだ
けでも、それにより昼食後の血糖値が上がりにくくなり、高血糖状態の持続を抑制できる
可能性が高くなると言われています。
まずは、AGEsの元になるとされている精製・加工という表示のある食品をできるだけ
避けるようにすることです。特に、さまざまな飲料水やドレッシング、食品に含まれてい
る「果糖」という表示に注目しましょう。果糖ブドウ糖液糖とか高果糖コーンシロップ、
異性化糖、ブドウ糖加藤液など、さまざまな表示名がありますが、これらは、ブドウ糖の
10倍以上のスピードでタンパク質や脂肪を糖化してしまうと言われています。

次は、十分な睡眠をとることです。睡眠中には、新陳代謝や免疫機能を活性化させる成長
ホルモンが豊富に分泌されますので、寝不足が続くと糖化が進んでしまいますが、毎日6
時間以上の睡眠を確保するだけで、糖化の予防効果が期待できることになります。
そして、運動ですね。毎日ウォーキングなどの軽い運動を続けることで、基礎代謝を高め、
エネルギー消費を促進し、血糖値の上昇を抑える効果があります。つまり、糖化を予防す
るための有力な方法の1つになります。
また、ストレスが続くとコルチゾールの分泌が増えますので、新陳代謝や免疫機能が低下
して糖化を進行させてしまう要因になります。自分なりにリラックスできるような方法を
見つけておくことが大切です。むつかしいと思う人は、腹式呼吸をするだけでも、かなり
気分が落ち着きます。鼻からゆっくり空気を吸って、口からゆっくりと空気を吐きつくす
という要領です。単純に深呼吸をするだけでも、精神的にはずいぶん落ち着きますので、
ぜひ実践してみて下さい。
