1.中高年の頻尿の原因
中高年を悩ませる問題の1つに頻尿があります。特に命にかかわるようなことでもないた
め、そのまま放置されてしまうことも多く、対策としては「いつでもトイレに行けるよう
にしておく」といったことぐらいの人が多いかも知れません。
対処法としては決して間違っている訳ではありませんが、実は、その「こまめなトイレ」
の習慣が、頻尿を悪化させている可能性があると言われているのです。
50代頃から、このような症状が現れることが多くなると言われていて、その原因もさま
ざまで、加齢・ストレス・前立腺肥大(男性)・脳や神経のトラブルなどが関係している
と言われています。そんななかで、頻尿の原因の主なものとして過活動膀胱があります。

過活動膀胱とは、膀胱の過敏反応で、尿がそれほど溜まっていなくても、強い尿意を感じ
てしまう病気です。特徴的な症状としては、トイレの回数が多い、急にガマンできないほ
どの尿意におそわれる、トイレに間に合わず漏らしてしまう、といったものがあります。
過活動膀胱であるかどうかは別として、頻尿になると、一般的には水分を控えようとする
人が多いですが、これはむしろ逆効果になります。もちろん利尿作用のあるコーヒーや緑
茶などは注意が必要ですが、水分摂取量を1日に1リットルを切るような控え方はしない
ようにして下さい。
そして、もう1つ「尿意を感じたらすぐにトイレに行く」という習慣を改めることも大切
です。その習慣が膀胱の容量を低下させると言われていて、改善を望むなら、むしろトイ
レに行く時間を少しずつ延ばして行くようにすることが有効な方法になるというのです。
2.頻尿を改善する方法
頻尿を改善するというと、何らかの薬に頼ろうとする人が多いですが、その前に少し試し
てみてもらいたいことがあります。と言っても、何か難しいことをする訳ではありません。
まずは、水分の取り方です。美容や健康に関する世界では、水分は1日2Lとかいう言葉
を見かけることも珍しくありませんが、一般的には1リットル目安で良いのかなと思いま
す。特に頻尿で悩んでいる人は、水分摂取量を減らす必要はありませんが、増やす必要も
ありません。ただ、カフェインを含む飲み物は少し控える方が良いでしょう。
次は、これまでの習慣で、尿意を感じたらすぐトイレではなく、意識して排尿間隔を伸ば
すようにしてみましょう。とりあえずは、5分間トイレへ行くのをガマンしてみて下さい。
徐々に時間を延ばして、最終的に2~3時間を目標にしてみましょう。その頃には、もは
や頻尿という言葉が当てはまらない状態になっていることになります。
ただし、前立腺疾患や神経性の病気が関係している場合は、この方法では難しいこともあ
りますので、少しやってみて、症状が悪化したり、違和感を感じるようなら、泌尿器科で
診察を受けて、医師の指示に従うようにして下さい。
また、頻尿の原因にはストレスや膀胱を支える骨盤底筋の衰えもありますので、その両方
を解消するための運動をしてみましょう。普通にウォーキングなどから始めてみても良い
と思いますが、尿漏れ対策もしたい場合は、骨盤底筋訓練もすると良いかも知れません。

骨盤庭訓訓練は、布団やマットに仰向けに寝て、おならをガマンするように肛門をギュッ
と締めるようにして力を入れます。このとき、肩が浮いたり、腹筋に力が入らないように
することが大切です。
決めておくと良いかも知れません。あと、加齢による機能低下が気になる人には漢方薬で
よく知られている八味地黄丸などがおすすめです。