加齢とともに低下する歩行能力を向上・改善するための方法

加齢とともに低下する歩行能力を向上・改善するための方法

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1.歩行能力が低下するとは

ある程度の年齢になると、自分では普通に歩いているつもりでも、後から来た若い人に追
い越されてしまうような経験をする人が多くなります。若い人も、特別速く歩いている訳
でもないのにそのようになるのです。これが「歩行能力の低下」です。

ただ、若者に追い越されるというレベルでは、本人はそれほど歩行能力についてまで考え
ることはないと思いますが、できればそこで歩行能力の低下を自覚して頂くと、将来的に
大きな違いが生じることになるのです。なぜなら、歩行能力の最大の原因は「加齢」で、
老化は足からと言われるように、加齢とともに一番衰えやすいのが「下肢」ということだ
からです。

加齢により下肢の筋肉量が低下すると、全体の活動量が減ります。すると、さらに筋肉量
が減少してしまうことになります。このスパイラルに入り込んでしまうと、どんどん歩行
能力が低下して、やがては日常生活にも支障が出てくるようになるのです。このような歩
行能力の負のスパイラルに入る年齢が65歳頃と言われていますので、60代になったら
周囲を歩く人たちとの歩行速度の違いをときどき意識してみると良いかも知れません。

もちろん、歩行能力を知る方法は、歩く速度だけではなく、「つまずいたり、バランスを
崩しやすくなる」「歩行距離が短くなる(長時間歩けない)」「思うように足があがらな
い」「普通の生活で年間5%以上体重が低下する」といったことも歩行能力が低下してい
る現象です。

中年以降で、もし何か1つでも思い当たることがあれば、それはすでに歩行能力の低下が
始まっているかも知れませんので、できるだけ早目に歩行能力を向上させる取り組みに着
手することをおすすめします。

2.歩行能力を改善する方法

加齢により、筋肉量が減少し、筋力が低下することを「サルコペニア」と言います。つま
り、筋力の低下により日常的な行動(歩く・座るなど)の動きが苦痛に感じるようになる
状態のことです。さらに、症状が進行して転倒や骨折のリスクが高くなり、虚弱化して介
護が必要になるような状態のことを「フレイル」と言います。

歩行能力を改善するには、栄養と運動が必須の課題になります。食事といっても、食事量
を増やすだけではなく、タンパク質を多く摂るような食事を中心に考えます。運動は抗重
力筋(太もも・尻の筋肉)を中心に鍛えるようにします。いずれも、開始時期が早いほど
回復する時間も短くなりますので、早期改善のためにも、自身の歩行能力の低下にできる
だけ早く気付くことが大切になります。特に、デスクワーク中心の人や乗り物移動が多い
人は筋力の低下も早くなりますので、外に出て歩くようなときは、ぜひ周囲の人と歩行速
度を比較してみて下さい。

50代で筋力の衰えを実感している人は、ウォーキングなどの軽い運動を習慣化するだけ
でもかなりの効果が期待できます、時間のない人はラジオ体操やストレッチなどでも一定
の効果がありますので、ぜひ手遅れになる前に行動に移すようにして下さい。

もうすでに、サルコペニアの状態にあると思う人は、無理のない運動を継続することから
始め、徐々にレベルを上げて行くようにして下さい。決して無理をしないことも条件の1
つです。また、転倒や骨折リスクが高く、介護のお世話になっているというようなケース
でも、あきらめて何もしなければ状況は良くなることはありません。家庭で座ったままで
自動で筋力を鍛える器具もありますので、可能性がある限り前向きに挑戦する気持ちを
持つことが大切です。





 

 

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