１．国民の２０％に睡眠の悩み

２０１３年度の調査では、男女ともに２０％強の人が睡眠の悩みを
持っていて、それは高血圧や糖尿病などの生活習慣病を悪化させる
原因になると共に、睡眠の質を改善することでそのような病気も改
善するというデータがあるのです。
 
もちろん問題はそれだけではなく、日中の眠気による判断力や反応
力の低下から、仕事上のミスや交通事故など致命的な問題に発展す
ることも少なくなく、単なる睡眠不足ですませているのではなく、
積極的な睡眠障害改善対策を行うことは言うまでもありません。
 
　　　　　　
 

２．睡眠薬と酒の迷信

テレビドラマなどで、よく問題が起こるシーンに睡眠薬が使われて
いたりすることで、睡眠薬と言えば、何か悪い誤解をしている人も
結構多く、なかなか医師の治療を受けないだけではなく、自分勝手
な判断で市販の薬に手をだしたりする人も多いと言われています。
 

しかし、近年処方される睡眠薬は、副作用や依存性が生じにくいタ
イプのものが多く使われているので、使用方法さえ間違えなければ
特に問題になることもなく治療効果も出やすいと言われています。
 
また、ときどき耳にする「睡眠薬は認知症になりやすい」といった
ことも、むしろ不眠を放置する方が「認知症のリスク」が高まると
さえ言われているのです。
 

そして、古くから伝わる迷信に、アルコールがありますが、これも
寝付きをよくするという意味では一理あるのですが、寝汗、利尿作
用等が睡眠を妨げることになったり、血液濃度が上がり、脳梗塞や
心筋梗塞等のリスクも出てきます。
 
個人差はありますが、適正な睡眠時間とは６時間以上８時間未満と
いうのが一般的な標準と言われていますので、その範囲内で、毎日
同じリズムで自然な睡眠をめざすことが理想なのです。
 

 
今、あなたの睡眠度を測る方法は、

・目覚めはスッキリしているか
・昼前に眠気を感じないか
・夜にベッドに入ると一瞬で寝入ってしまわないか

このような傾向が見られる人は、相対的に睡眠不足状態になってい
ますので、すぐにも具体的な改善策を考えなければなりません。
 

３．睡眠不足と生活習慣病

 
睡眠不足には、眠い、反応がにぶい、といった自覚できる症状の他
に、気付かないところにも影響があることが最近の研究で明らかに
なっています。
 
つまり、寝不足は、インスリン抵抗性「インスリンの分泌があるの
に効果が発揮できない状態」を引き起こします。
 
　　　　　　
 
これは、血中のブドウ糖を処理できない状態を作りだすということ
なので、当然血糖値が上昇し、糖尿病を発症させたり、悪化させた
りします。
 

そして、一般的には関係なさそうな血圧ですが、実はインスリンが
効かないと判断すると更にインスリンを分泌する、いわゆる過剰供
給となり、それが他のホルモンの分泌を促し、複雑に作用して血圧
も上昇してしまうのです。
 
それ自体は緊急を要することでもないように思えますが、結果とし
て、動脈硬化や心臓病、脳卒中などのリスクが高まることになるの
です。
 

４．睡眠不足を解消する方法

 
睡眠不足を感じている人の半数強の人が、枕を変えるなど、何らか
の工夫をしているようですが、比較的効果があるとされているもの
に、「昼間の運動」「就寝前の軽い運動」「夜食をやめる」「照明
の工夫」「入浴」といったあたりが多いようです。
 
これには理由があって、睡眠は脳の温度を下げて休ませることと、
身体の補修・休息にあてられているのです。
 

 
そのためには、軽い運動や入浴はリラックス効果があり、夜食を摂
ることはエネルギーを加えることで逆効果になるのです。
 

更に、最近では、これらの効果を総合的に向上させるためのサプリ
メントも出来ており、例えばキッコーマンが開発した「ピースナイ
ト」という機能性表示食品は、睡眠の質を高め、起床時の疲労の軽
減、精神的ストレスによる気力の低下を緩和する機能を有している
とされています。
 
病院で治療を受けるほどでもないけれど、睡眠不足を感じて何か対
策をと考えているような人にはバッチリのサプリと言えます。
 
古くから醤油で有名なキッコーマンが作った自信作といいますから、
安心できますよね。