熱中症(脱水)予防にスポーツドリンクが不向きな理由とは

熱中症(脱水)予防にスポーツドリンクが不向きな理由とは

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1.脱水予防とスポーツドリンク

脱水予防としてよく利用されていることが多いので、スポーツドリンクを代表としました
が、清涼飲料水という類のものはすべて同じです。脱水状態になるということは、汗など
で、主に体内の水分と塩分が失われることです。

             

清涼飲料水に含まれているのは、大量の糖分と水分、そして若干の塩分ですので、大量の
糖分というのは明らかに余分です。もちろん、激しいスポーツをする人は水分だけではな
く、エネルギー消費も大きいので、その補給として役立つようになっていることに、特に
異論がある訳でもありませんが、単純に熱中症などの脱水症状を予防するために利用する
ことが問題なのです。つまり、スポーツドリンクとはスポーツをする人のために作られた
飲み物ということなんです。

それじゃぁ、人工甘味料を使った飲み物なら良いのかというと、今のところ賛否両論があ
り、その結論が出るのはまだまだ先のことだろうと思いますが、私個人としては「人工」
と名の付くものはあまり好まない方ですので、どうしても水分補給に甘さが必要というな
ら、梅ジュースを好みの濃さにして飲むと思います。

もちろん梅ジュースにも氷砂糖が含まれていますので、糖尿病などの人には無条件でおす
すめできるという訳ではありませんが、それでも清涼飲料水に含まれる糖分よりはかなり
少ないですし、梅にはクエン酸、ポリフェノール、ビタミンなど、美容や健康に良いとさ
れる成分が多く含まれています。

とは言っても、外出先などで急を要するときには、スポーツドリンクも役に立つことがあ
あります。ただ、それでも糖分が大量に含まれている飲料水は吸収されにくいので、一緒
に水も買って薄めながら飲むなどの工夫が必要です。

このように、何がなんでもスポーツ飲料はダメということではありませんが、、水分補給
はスポーツ飲料と決めて常用しているような人は、これを機に考え直してみても良いのか
なと思います。

2.清涼飲料水を作っている原料

スポーツ飲料をはじめ、さまざまな清涼飲料水に見られる原材料名としては、砂糖、果糖
ブドウ糖、果汁、食塩、酸味料、香料、塩化カリウム、調味料(アミノ酸等)、塩化マグ
ネシウム、ビタミンC(酸化防止剤)といったところでしょうか。

             

酸味料・香料・アミノ酸等といったものは、何がどのように入っているのかよく分からな
くて不安に感じてしまいますが、まぁ、この程度なら特に問題になるようなこともないよ
うです。しかし、香料や酸味料などの一括表示がされているものは、あまり人体に良いも
のではないものが多いようですので、そこのところは抑えておく必要があります。

また、ある種の商品には甘味料としてスクラロースやアセスルファムKなどを使っている
ものがありますが、その場合は安全と断定された甘味料ではありませんので、敬遠したい
ところです。

さらに、500mlのペットボトルに入っている砂糖の量は、スポーツドリンクで約35
g、炭酸飲料で約60gと言われていますので、上白糖にして大さじ6杯ぐらい(角砂糖
にすると12個ぐらいでしょうか)の量が入っていることになります。

このように見ていくと、おおよそ体に良い清涼飲料水というものは存在しないような気が
しますが、それでも水だけ飲むのは厳しいという向きには、自分で経口補水液を作ってみ
ると良いかも知れません。

500ccのペットボトルなら、砂糖20g(大さじ2)、塩1.5g(小さじ1/4)を入
れてかき混ぜるだけ。何か味が欲しければ、砂糖を減らし、レモンや柑橘類を絞って入れ
ておけばサッパリとしたものになります。

安心安全な自前の経口補水液で熱中症(脱水)予防に備えましょう。


 

 

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