1.パーキンソン病の原因とは
近年よく耳にするようになった「パーキンソン病」とはどのような病気なのか、高齢化社
会に向かって生きる私たちのすべてに起こり得る病気であることを知っておく必要があり
ます。20~40代で発症する(若年型パーキンソン病)こともありますが、多くの場合
は50代以降の初老期に発症すると言われています。
パーキンソン病とは、神経系の病気で、脳の神経伝達物質ドーパミンが減少することで起
こります。ドーパミンというのは体を動かそうとする物質で、体の動きを抑えようとする
物質のアセチルコリンとバランスをとりながら、私たちの体がスムーズに動かせるように
働いているのです。パーキンソン病になると、この体を動かそうとする働きが弱くなり、
体の動きを抑えようとする働きが強くなります。その結果、動作が極端に少なくなったり、
衰えたり、震えるような意図しない動きが出てきたりしてしまうのです。

では、パーキンソン病の原因が何か気になると思いますが、その大きな原因の1つは加齢
と言われています。120歳になれば誰でもパーキンソン病になるとも言われていて、加
齢により脳の老化がすすむことで、脳の神経細胞も減っていくことが原因とされています。
現時点では、加齢以外に脳の黒質(ドーパミンを作る組織)の神経細胞を壊す要因が解明
されていないことから、ドーパミンの減少は加齢による脳の老化が原因というのが有力と
されています。
一般的には。ドーパミンの分泌量が、正常値から20%減少するとパーキンソン病の症状
が現れると言われています。
2.パーキンソン病の症状と対策
パーキンソン病の特徴的な症状としては、何もしていないのに手足が震える、筋肉が硬く
なりこわばる、動きが鈍くなり機敏に行動できなくなる、体のバランスが乱れ転倒しやす
くなる、というのがよく知られています。もちろんそれ以外にも自律神経系の症状や精神
的な症状などもよく起きる症状と言われています。
ドーパミンが減少する原因の主なものが脳の老化ということで、普通はどうすることもで
きないと思うかも知れませんが、脳の老化を早める要因として「動脈硬化」「交感神経(
自律神経)の過緊張」などが関係しているのではないかとも言われています。
これもスッキリしないかも知れませんが、要は動脈硬化を予防し、交感神経の過緊張をな
くすようにすれば良いのです。動脈硬化予防は食事や生活習慣を見直すことから始めます
が、すでに動脈硬化の心配がある人はヘルスオイルなどを利用するのが良いかも知れませ
ん。交感神経の過緊張は、加齢とともに緊張した状態になって行くものでもあるのですが、
そこに関節痛や胃腸病、うつ病などの薬が加わることで過緊張を招きやすいと言われてい
ます。

ただ、高齢者(60歳以降)に発症するパーキンソン病は、その進行も緩やかで、日常生
活に支障がない程度の状態を維持できるようであれば、死亡率においても普通の人とほと
んど差がないと言われていますので、必要以上に怖がるのではなく、症状を進行させない
ようにすることが大切です。無意味に飲み続けているような薬があれば医師と相談してみ
るというのも1つの方法です。
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