1.認知症の原因
認知症とは、さまざまな病気により、脳の機能が障害を受けて認知機能が低下していく症
状のことを言います。その代表的な病気がアルツハイマー病で、脳にアミロイドβ とタウ
というタンパク質がたまることで、脳の神経細胞が減少して発症します。これがアルツハ
イマー型認知症と言われるもので、認知症全体の約7割と言われています。

他にも、脳出血や脳梗塞などの血管性の病気による脳の損傷が原因の血管性認知症、脳の
神経細胞にレピー小体と呼ばれるα シヌクレインというタンパク質が蓄積して細胞を破壊
することで起こるレピー小体型認知症が主なもので、これらを3大認知症と言っています。
つまり、認知症を予防するには、これらの認知症リスクのある病気を予防することになり
ますが、実際のところは、生活習慣や生活環境とかかわっているということ以外には確実
な根拠となるものは見つかっていません。
なので、中年以降は、食習慣、運動習慣、睡眠習慣などに、知的行動習慣やコミュニケー
ション習慣などを見直して、不足していると思われるところを積極的に改善することで、
認知症の予防対策に取り組むことが大切です。
たまに、もの忘れがひどくなったと認知症の心配をする人がいますが、その原因が病気に
よるものではなく、自然の脳の老化による場合は認知症とは言いませんが、それなりに脳
を鍛えることも大切です。
認知症の場合は、もの忘れだけではなく、これまで普通にできていたことができなくなる
遂行機能障害や言葉や認識力が低下する認知機能障害、不安、幻覚、妄想、興奮、うつ症
状、暴言、暴力、徘徊などの認知症特有の行動・心理症状が見られるようになります。
2.認知症の予防
認知症になる確かな原因がわかっている訳ではありませんが、人間の体は食べたもので作
られているということから、脳の健康を維持するためには、やはり食生活は大きく影響し
ていることはまちがいありません。
まずは、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの栄養がバランス良くと
れているかをチェックしてみましょう。特にオメガ3脂肪酸と言われるEPAやDHAな
ど、魚油に多く含まれる成分は不足していることが多く、脳には必要な栄養でもあります
ので、魚嫌いの人は注意しましょう。
次に、肥満は生活習慣病やアルツハイマー型認知症になりやすい傾向にありますので、中
年以降は腹八分目を心掛けましょう。特に、炭水化物寄りの食事になっている人は、糖質
の摂取を控え、食物繊維の多い食品を増やすようにします。

また、間食(特に甘いもの)は控え、マーガリンやショートニング(トランス脂肪酸)な
どの過剰摂取にならないように注意しましょう。
認知症の予防になる食品としては、魚(特にサンマ、イワシなどの青魚)、緑黄色野菜、
豆類、果実類、カレー、コーヒー、緑茶、赤ワインなどがよく知られています。とは言っ
ても、ワインの大量飲酒などは、逆に認知症リスクを高めるとも言われていますので、何
ごとも程度をわきまえておく必要はあります。
ここでは、食材のみを紹介していますが、それらの食材を使って、自分で調理をすること
で、頭や体の複数の機能を同時に働かせ、活性化かせるための貴重なトレーニングになり
ますので、時間のある人はぜひ挑戦してみて下さい。
そして、もう1つおまけに、松の葉とヨモギ(どちらも漢方薬として有名)をブレンドし
た野草茶もおすすめの一品です。漢方薬の栄養成分はそのまま、値段は格安というのです
から試してみる価値は十分にあります。
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