シワのできるメカニズム
シワとは何かという素朴な質問の答えを一言で表すと「加齢による肌の老化」です。そし
て、エイジングケアとかシワ対策とかいう美容法は、そのシワができる原因を少なくした
り、肌の老化を遅らせる方法であったりするのですが、その効果のほどは皆さんがご存知
の通りということになります。
では、加齢による肌の老化とはどういうことかと言うと、そのほとんどが「肌の乾燥」に
よるところが大きく、更に紫外線によるダメージや加齢による各種肌成分の減少でシワが
発生することになります。
乾燥によるシワを「乾燥ジワ」、紫外線ダメージによるシワを「紫外線ジワ」、加齢によ
るシワを「表情ジワ」という名前で呼んでいます。
乾燥ジワとは、乾燥による肌の表面のカサツキでできる線状のシワ（ちりめんジワ）と言
い、放置すると大ジワに発展していく原因になります。
紫外線ジワとは、紫外線によるダメージで、肌のハリを支えるコラーゲンが減少してエラ
スチンが劣化することで出来る大きなシワです。
表情ジワとは、表情の変化による「肌の折りたたみ跡」で、加齢や紫外線ダメージなどに
より柔軟性がなくなった肌が元に戻らなくなってしまったシワのことです。
このため、エイジングケアと言われる「肌の老化対策」の基本は「保湿ケア」ということ
で、さまざまな化粧水など保湿に関するものがたくさん売られていますし、紫外線対策は
もうほとんどの人が意識している通り、シワやシミなど肌トラブル回避の原点になってい
ます。
ただ、表情ジワは、肌の老化対策に加えて「表情の癖」もあり、それも無意識のうちに繰
り返していることが多いので、保湿ケアや柔軟性を保つ対策以上に気をつけるべき要因か
も知れません。
できてしまったシワ対策
シワに関する記事を見る頃には、もうすでにシワができてしまっている人の方が多く、予
防法より、シワの消し方の方が重要な事項かも知れません。
できてしまったシワは完全に消せるかというと、それは「ＮＯ」です。なので、若い人と
同じような肌をめざすことはできません。しかし、乾燥や紫外線ダメージによりできたシ
ワを目立ちにくくすることは可能ですし、それで十分だと思います。体は中高年で顔だけ
２０代では、むしろ気持ち悪い印象がありますので、年齢相応の美肌をめざすべきです。
エイジングケアと言うと、何か特殊なことをするのかと思いますが、特にそういう訳でも
ありません。ただ、これまで以上に丁寧なケアを心掛けることと、それ以上に食事や生活
スタイルを見直すことの方が効果的かも知れません。
しかし、できてしまったシワはそれでだけは無理ですので、それを改善するための成分を
補給したり、乾燥や紫外線ダメージ予防を徹底したりする必要がありますが、これまでの
塗る化粧品ではなかなかハードルの高いイメージがあります。
ところが、最近は医療医術から転用したというヒアルロン酸やコラーゲンなどの美容成分
そのものを針状に加工して、寝る前に貼っておくだけで時間が経てば肌の内部に溶けて浸
透してしまうというマイクロニードル製品が話題になっているので、名前ぐらいは知って
いる人も多いかも知れません。
何となく良さそうな気がすると思っている人でも「痛そう」とか「安いものではないから
効果が心配」とかいう理由で躊躇しておられるかも知れません。そのような人には絶対に
試してみることをおすすめします。
針といっても「マイクロ（極小）」ですので、痛みなど全くありませんし、その効果は、
シワの歴史や種類にもよりますので一概には言えませんが、少なくとも従来の塗る化粧品
よりハッキリとした効果が現れることは間違いありません。
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