人肌に近い馬の油
古くは「やけどの特効薬」として馬肉を提供する飲食店などでも販売されていましたので
ご存知の方もおられるかも知れませんが、中国では４０００年も前から薬品として使われ
ていたと言われています。
日本に伝わったのは江戸時代と言われていますが、時代劇に出てくる「ガマの油」のこと
とも言われています。当時は牛や馬を食べることが許されていなかったので、我が馬の油
が我馬の油からガマの油となったと言われています。
動物の油には他にも「牛脂」や「豚脂（ラード）」などもありますが、どちらも料理に使
われることが多いのはよくご存知のところですね。ところが馬油は薬品として使われるこ
とが多いのです。その理由は「馬油の成分が人間の皮脂ととてもよく似ている」からです。
なので「やけど」だけではなく、「かぶれ」「アトピー」など皮膚が弱い人にも効果があ
る油として、近年再び注目を浴びることになったのです。
皮膚が弱いと言えば、新生児や高齢者を思い浮かべるかも知れませんが、エイジングケア
が必要と考えている年代の女性にも、ぜひその優れた効果を知って頂きたいと思います。
馬油がどうして火傷に良いのかと言うと、まずは肌への浸透力が素晴らしく、塗ってすぐ
に被膜を作り、細菌の侵入を防ぎ、空気を遮断して炎症を抑えます。しかも、成分が人間
と似ていることから化膿することもありません。この点では抗生物質でも勝てません。
しかも、見た目は油ですので、ベットリとした感じですが、肌に塗った瞬間に浸透します
ので、肌はサラサラした感じになるだけではなく、肌の隙間がなくなり、潤いに満ちた状
態になるのです。
また、肌にしみ込んだ馬油は、血行を促進して新陳代謝を高める効果も期待できると言い
ますから、まさにエイジングケアを考えておられる４０代の女性にはバッチリかも知れま
せんね。
化粧品になった馬油
馬油の効能は理解できても、スキンケアと火傷は違うと思うかも知れませんね。もちろん
火傷の話は「馬油」がなぜ人間の肌に良いのかという説明上のことで、実際スキンケアと
して使うものは「化粧品」として、必要な成分もしっかり配合されています。
その上で、火傷の例で説明した肌への浸透力や、塗ったあとの使用感などを想像していた
だければいいのです。「プレミアム馬セラミド」という美容液として販売されている製品
は有名ですので、あちこちの女性誌でも見かけている人も多いかも知れませんが、こちら
は本当におすすめです。
また、馬と言えば熊本が有名ですが、こちらも知る人ぞ知る「ＫＵＭＡＭＯＴＯ」という
そのものズバリの名前で売られている馬油化粧品です。楽天でも販売実績で群を抜くと言
われる美容液ですので、乾燥だけではなく「シワ」対策もという人にはおすすめです。
もうすでにお気に入りの美容液もあると思いますが、いわゆるエイジングケアとして何か
を探しておられるなら、古くて新しい「馬油」の化粧品を一度試してみて下さい。目から
鱗を実感できるかも知れませんよ。
