１．医薬品になった理由

サプリメントは予防、医薬品は治療目的に飲むものと言われていま
すが、シミ・そばかすなどのサプリメントから医薬品にバージョン
アップしたサプリメントがあります。

基本的に、シミを消すメカニズムは、紫外線等によるダメージから
肌を守るメラニンの生成を抑え、肌の生まれ変わりを促進して、す
でにきてしまった黒色メラニンを排出するということになる訳です
が、その機能が医学的に見て効果があると認められたということに
なるのですね。

その中心的な役割を果たしているのが、５０％増量されたＬ－シス
テインと新しく追加されたパントテン酸カルシウムです。

Ｌ－システインというのは、皮膚や髪、爪などに多く存在するアミ
ノ酸の一種で、ビタミンＣと協力して過激なメラニンの発生を抑制
したり、過剰に作られてしまったメラニンを無色化したり、肌の代
謝をサポートして、すでに角質に沈着しているメラニンを排出する
働きもあると言われています。

トランシーノには、ビタミンＣとしてのアスコルビン酸も含まれて
いるので、この働きがよりスムーズに行くようになったということ
になります。

更に、新しく配合されたパントテン酸カルシウムは、ビタミンＢ５
とも言われるのですが、体内での補酵素成分として、脂質や糖質、
タンパク質などの代謝に不可欠な成分で、医薬品としてのシミ、そ
ばかす、日焼けなどによるダメージの改善を目的にした保健剤に配
合されるものです。

これらの配合成分が、薬事法の基準を満たしたことで、従来の製品
と同じ効能のバージョンアップ版として登場した珍しいサプリメン
トということになります。

２．医薬品としての期待

ドラッグストアなど医薬品を取り扱う店では、健康食品（サプリメ
ント）を取り扱っていることも周知のところです。

どちらも「身体に良い」という意味のイメージで捉えられています
が、実はこの２つには大きな違いがあります。

定義としては、健康食品が「健康の保持増進に資する食品全般」、
サプリメントが「特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品」
ということで、どちらも大差ありません。

　　　　

そして、このグループには、栄養補助食品、健康補助食品、特定保
健用食品なども含まれますが、これらは日常不足しがちな栄養素を
補うことを目的にしていて、本来自分の持っている自己治癒力や免
疫力を高める効果をめざすもので、そこに含まれる成分も、いわゆ
る食品としての自然のものということになります。

ということから、医薬品には自然のものではない成分が含まれてい
て、その目的は病気の予防や治療をめざすものということが一般的
な解釈の仕方になります。

つまり、効果や効能、成分内容、副作用、用法容量など、品質や安
全性など多岐にわたる調査が行われた結果で、厚生労働大臣や知事
から承認を受けていることが前提になっています。

　　　　　

更に、医薬品でも医師にしか処方できないものを医療用医薬品、処
方箋までは必要としないものを一般用医薬品、そして副作用のリス
クが少なく、特定の症状の治療ではなく予防のみを目的としたもの
に医薬部外品というものがあるのです。

もうおわかりかと思いますが、医薬品とサプリメント等の違いは、
医薬品は「疾病の治療効果がある」と記載できますが、それ以外は
医薬部外品でも「予防効果」しか記載できないことになっています。

　　　　

シミ・ソバカスで悩んでおられる皆さんに必要なのは、医薬品とし
ての「トランシーノ」ということになります。