１．脳疲労とプラズマローゲン
九州大学名誉教授の藤野武彦先生が「脳疲労理論」というのを提唱
され、「プラズマローゲン」が認知症の予防・改善に効果があると
いう研究結果に、これで高齢者の世界が変わると、今、最も注目さ
れている物質なのです。
プラズマローゲンというのは、リン脂質の一種で、ストレスなどで
酸化されて劣化してしまう脳細胞を守る働きがあると言われていて、
この働きが認知症の改善に効果があるというのです。
【認知症の物盗られ妄想現象】
動物実験を経て、現在は医師主導型臨床試験の段階ですが、いろい
ろな認知症で、認知レベルの向上が見られるという明るい話です。
一般的には、この段階までくると「医薬品」としての登場が待たれ
るところなのですが、日本の新薬事情は、認可されるまでに約１０
年、開発費約２００億円とも言われていて、費用はともかく認可さ
れるまでに１０年もかかるのでは、いわゆる団塊の世代の認知症を
救うことができないということで、サプリメントとして実用化され、
医療機関でも利用できるようにするのが目標ということなのです。
一方で、民間でもこの研究は進んでおり、「まちの健康相談所」と
して８０年前に開業し、その後、老人ホームや介護施設などを開設
し、医療分野の流れに沿って在宅医療や在宅介護支援などを提供す
る「白男川グループ」が、認知症予防対策にも力を入れる介護施設
「白銀フォレスト」と共同開発し、何度も改良を加えて完成したと
いう賢康サプリメントがあり、ちょうど藤野先生の認知機能改善の
研究発表と時期を同じくしてクローズアップされることになりまし
た。
２．プラズマローゲンサプリメント
私達が、今この認知症予防・改善サプリメントを入手しようとすれ
ば、やはり「まちの健康相談所」が作った「リメモリー」というサ
プリが有力候補になります。
使われるプラズマローゲンは、藤野先生が臨床試験に使用している
のと同じヒト型に近い「ホタテ由来」のもので、現在と将来を見据
えて、同時にケアできるサプリメントをめざしているといいます。
つまり、ＤＨＡ・ＥＰＡが豊富に含まれるホタテ由来のプラズマロ
ーゲンに、米ぬかポリフェノールのフェルラ酸、美容にもストレス
にも効果を発揮するコエンザイムＱ１０、判断力、学習効率の向上
が期待できるバコパエキス、思考ダメージ対策の葉酸、生命活動に
欠かせないビタミンＢ１２といった内容で、やはり実用レベルでは、
現場での声を直接聞きながら、その声をすぐに反映できる点で、民
間が一歩リードしている感じがします。
とりわけ、同じグループの認知症予防対策に力を入れる施設を利用
する人達とスタッフも一緒に協力し、含有成分はもちろん、飲みや
すいサイズや形状にまでこだわって作られているといいますから、
これほど実情に沿った製品開発現場というのはそうそうあるもので
はありません。
やがては大学研究所から派生した薬品会社経由の製品も出てくると
思われますが、認知症は、早期の対策が大きな効果をもたらすこと
は疑いのない事実ですので、自身の記憶やご家族の行動に気になる
ところがあるなら、今あるもので出来るだけ早く取り組むのが最善
策と言えます。
後に、更に改良されたものが出れば、その時点で変更すれば良い訳
で、いずれにしてもプラズマローゲンに関しては、どこが開発しよ
うがホタテ由来が基本になることは間違いありません。
違いがあれば、それ以外の成分に変更がある程度ということだろう
と考えられますので、「認知症予防・改善＝プラズマローゲン」で
ある限り、先発も後発も大差ないので、１日でも早くスタートする
ことがベストな選択ということです。