ＧＬＰ－１は糖尿病の治療薬
世の中にはダイエットと称するさまざまな方法が溢れていますが、逆に考えれば、それは
まだ決定的なダイエット方法がないということなんですね。
そんな中で、最近、医療ダイエットの決定的な方法になるのではないかと言われていて、
自由診療（保険適用外）クリニックで肥満治療（ダイエット）薬として処方されているの
がＧＬＰ－１という薬です。
ＧＬＰ－１とは、グルカゴン様ペプチドー１の略称で、本来は糖尿病治療薬の１つですが、
糖質制限ダイエットや糖の吸収を抑えるダイエットサプリがあることからもわかるように、
肥満と糖尿病には多くの共通点があります。
つまり、食物から摂取された糖質が消化・吸収されるとブドウ糖に変化して血液中に含ま
れエネルギー源として利用されますが、その濃度（血糖値）が高くなると、膵臓から分泌
されるインスリンによって一定になるように調整される仕組みになっています。
このときインスリンの働きが正常であれば、血液中の過剰なブドウ糖は皮下や内臓の脂肪
細胞に中性脂肪として蓄えられることになり、血液中のブドウ糖濃度は下がります。これ
が肥満です。しかし、何らかの事情でインスリンが正常に働かなくなると、血液中のブド
ウ糖濃度は下がらなくなってしまいます。この状態が糖尿病です。
ＧＬＰ－１は、この辺の事情に働く薬ということで、もともとが糖尿病治療薬であるとす
れば、血液中にブドウ糖が多く含まれないようにするための薬と言えます。とすれば、ダ
イエットに転用すると将来的には副作用の問題も出てくる可能性は大きいと思われますが、
そんな中でも注意しなければならないのは他のダイエット法（特に糖質制限）には危険と
思われるケースも出てきますので十分な注意が必要です。
２０２０年にも日本でも発売が予定されている新薬ですが、商品名はわかりませんが、一
般名は「セマグルチド」という名の経口ＧＬＰ－１薬と言われています。効果が確認され
れば、いたるところで「肥満解消」を前面に出して販売競争が展開されることになると思
われますが、あくまでも「糖尿病」の治療薬として認可される訳で、ダイエットを目的と
したものではないということをしっかり覚えておく必要があります。
糖質を活用するダイエットとは
糖尿病と言えば「インスリン注射」と言われ、誰でも名前は知っていると思いますが、と
きとして「低血糖」を引き起こし危険な状態に陥ることもあります。
ＧＬＰ－１受容体作動薬は、小腸から分泌されるホルモンＧＬＰ－１の多様な作用を発揮
する可能性を有する薬剤で、その中には「肥満解消」という項目も含まれています。だか
らと言って、この薬はダイエットのためではなく、糖尿病治療のために開発されたもので
あれば、肥満解消目的で安易に手を出すことがすでに間違っているというのが本筋論です。
逆に言えば、健常者がこのような方法をとらなくても、糖尿病患者には無理でも健常者な
らできるダイエット方法があるのです。と言っても、従来のような「糖質制限」でボロボ
ロに痩せるのでもなく、リバウンドを繰り返すような方法でもなく、自然のＧＬＰ－１ホ
ルモンを活用するダイエット方法です。
ＧＬＰ－１に興味を持たれた人にしか理解できないと思いますが、ＧＬＰ－１というホル
モンは、筋肉に糖を送り込み、消費することで肥満を解消するというメカニズムです。イ
ンスリンが脂肪細胞に糖を送り込んで蓄えるのとは対照的ですが、なぜＧＬＰ－１がイン
スリン効果が低下した糖尿病患者の治療薬として考えられたかがよくわかるところですね。
実は、このメカニズムを天然成分の結集で完成したサプリメントがあります。１ヶ月でマ
イナス◯キロといった華々しい宣伝はしていませんが、ＧＬＰ－１に関心を持たれた人に
なら理解していただけるのではないかと思います。ぜひ試してみて下さい。
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