認知症リスクも増える老人性難聴の早期対策

認知症リスクも増える老人性難聴の早期対策

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1.老人性(加齢性)難聴と認知症の関係

加齢とともに生じる聴力の低下を老人性(加齢性)難聴と言いますが、65歳以上では約
30%、75歳以上では約半数、85歳以上では約80%の人に難聴があると言われてい
ます。その主な原因は、音を耳から脳に伝える伝達経路に問題が生じるためです。

人間の耳は、外耳・中耳・内耳の3つに分類されますが、そのうちの内耳が聴力に需要な
役割を果たす器官です。

            

音(空気の振動)は外耳と中耳の境にある鼓膜を経て内耳にある蝸牛へ送られます。そこ
に存在する羽毛細胞によって、空気振動は電気信号に変えられて脳に送られた結果、脳細
胞が音を認識するというのが、音の伝達プロセスです。

この中で、加齢による影響を受けるのが羽毛細胞で、年を重ねるにつれて羽毛細胞が減少
します。これが老人性難聴の原因です。

症状としては、音全般が聞こえにくくなりますが、アラームなどの単純音より、話される
言葉を聞き取る能力がより低下するのが特徴です。人が話しているのはわかるものの、何
を言ってるのかが理解できにくく、周囲の騒音は比較的よく聞こえるという状態で、例え
るなら、工事現場で話をしているような感じです。

このような状態になると、複数の人と話をすることが苦痛になります。自然と人との接触
を避けるようになり、外部から受ける刺激が少なくなることで、うつ病や認知症を発症す
るリスクが高くなるのです。

難聴が直接認知症に結びつくという訳ではありませんが、聴覚刺激が減ることで、脳の萎
縮など、脳内にも何らかの変化を引き起こす可能性があるとも考えられています。筋肉は
使わなければ衰えることは知られていますが、そのようなことが脳でも起こる可能性があ
るということです。

2.老人性難聴から認知症を予防する方法

加齢による難聴を完治することは難しいですが、適切に対処することで認知機能の低下を
ある程度抑制することは可能であると言われています。もちろん、認知症を外れても、難
聴による不自由から少しでも解放されることが望ましいのは当然です。

そこで、難聴対策ですが、古くから利用されているのが補聴器です。補聴器というのは誰
でも知っていますが、意外に知られていないのが、補聴器はトレーニングが必要というこ
とです。メガネのように、着ければすぐによく見えるというものではなく、数カ月間は音
量や音質の調整を繰り返しながら、徐々に必要な音が自然に聞き取れるようになるような
トレーニング期間が必要なのです。なので、安いからと言って「売って終わり」といった
ものではなく、継続的なケアが付帯しているかどうかまで調べて買う必要があります。

             

適切なトレーニングをしていても、どんどん悪化していくような場合は、他の病気である
可能性もありますので、生活習慣病をはじめ、各種検査を受けてみる必要があります。

また、最近、老人性難聴の人の間で評判なのが「ちょうかいおん」というサプリメントで
す。内容的にも悪いものではありませんので、ゆとりがあれば試してみても良いのかなと
思います。

同じように、聴覚を活性させて聴力の改善を目指すインコアイヤホンという耳トレアイテ
ムも、理にかなった聴力強化用品として人気があるようです。補聴器よりも楽しみがある
ような気もしますので、興味があれば試してみて下さい。


 

 

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