変形性膝関節症とは
中高年になると「膝」の痛みを訴える人が多くなりますが、その多くは膝関節の大腿骨と
脛骨の表面を覆う弾力性のある軟骨が、加齢や肥満などの要因ですり減ることにより膝関
節への負担が増加することで間接が変形する疾患(変形性膝関節症)と言われています。
この疾患は、初期の頃では自覚症状は有っても「病院で治療する」というところまで考え
ない程度の症状であることが多く、結果的には、病院を訪れたときにはすでに手遅れとい
うこ状態である人がほとんどなのです。
具体的には、膝が痛くて「階段の上り下りがつらい」といった状態で病院へ行くと、すで
に変形性膝関節症「末期」ということも少なくないのです。

では、病院で治療するところまで考えない症状とはどういうものかと言うと、膝が一時的
に固まって「こわばり」を感じるとか、動き始めるときにだけ「膝が痛む」といったこと
ですが、これらも正常な膝の状態でないことには違いないのですが、その時点で治療を要
すると考える人がほとんどいないということなのです。
本来なら、ここで治療を始めるべきなのですが、たいていはもう少し進行した「膝に水が
たまる」「腫れる」「膝の曲げ伸ばしに支障がでる」という段階で気付くことになります。
変形性膝関節症の対処法
変形性膝関節症の原因は1つではありません。なので、まずは病院へ行かないまでも、膝
に違和感を感じたら現在の自分の状態を考えてみることが最初の対処方法になります。
まず「肥満」を自覚しているなら、体重を減らす努力をすることです。体重の約3倍の負
担が膝にかかると言いますから、体重を1kg減らすだけでも膝の負担は約3kg減るこ
とになるのです。誰にでも理解できる膝関節の負担軽減方法ですよね。
次に、膝に負担がかかるから運動は避けると考えたくなりますが、実は逆で、膝周辺の筋
力が低下すると大腿骨を引き上げる力が不足して膝の負担が増えたり、筋肉が硬くなると
膝の可動領域が狭くなって悪化することになります。

もちろん、運動と言ってもハードな運動は余計に膝の負担を増やすことにもなりますので、
軽いストレッチや膝の曲げ伸ばしといったことから苦痛を伴わない範囲で運動をすること
が大切なのです。
また、初期の頃にはサプリメントによる軟骨成分の補給も意味のあることで、機能性表示
食品として届けられている「プロテオグリカン」などを摂取することも良いと思います。
軟骨を構成する三大主成分とは、「2型コラーゲン」「プロテオグリカン」「ヒアルロン
酸」ですので、これらの成分がバランスよく含まれているものを選ぶと良いでしょう。
この程度のことなら、特に考えることもなく誰にでもできることですので、膝に違和感を
感じたら、まずは「膝関節の負担を軽減」することから始めてみましょう。
そして、気付くのが遅れてしまって「水がたまる」「階段の上り下りがきつい」といった
レベルまで進んでしまった場合は、できるだけ早く専門医の診断を受けることをおすすめ
します。変形性膝関節症で最もいけないのは「年だから」「治らないから」とあきらめて
しまうことです。放置しても良くなることはありませんが、医療の世界は日々進歩してい
ますので、「違和感を感じたら予防」「痛みを感じたら治療」、可能性がある限りあきら
めない気持ちが将来の寝たきりを防ぐ有力な方法でもあるのです。
