1.肩がこるメカニズム
首から肩、背中の筋肉が緊張して、疲労や痛みを伴う状態を肩こりといいますが、医学的
には筋筋膜性疼痛症候群と言います。主な原因は、筋肉の血行不良です。筋肉が緊張する
時間が長くなると、血流が悪くなり、酸素や栄養素が行き届かなくなったり、老廃物が排
出されず蓄積されてしまいます。すると、肩が重い・だるいといった症状が現れるように
なります。この状態が「肩こり」と呼ばれる症状です。

肩こりは、もともとは長時間のデスクワークなどをする人に多い症状でしたが、近年はパ
ソコンやスマートフォンの普及で、知らず知らず長時間使用することも大きな要因の1つ
と言われています。特に前かがみの姿勢で長時間(日本人の平均は1日4時間以上といわ
れています)画面を見続けるスマートフォンの使用は、首や肩にかなりの負担を強いる結
果になっているということです。
他にも、血行が悪くなる原因として、ストレスによる自律神経の乱れ、水分不足、睡眠不
足、カフェインの過剰摂取、喫煙などの生活習慣上の問題も肩こりの要因の1つと言われ
ています。また、猫背など姿勢の悪さが関係していることもありますので、慢性的に肩こ
りで悩んでいる人は、その辺も含めて対策を考えてみる必要があるかも知れません。
たまに、メガネの度数が合っていなかったり、40代以降には老眼が入ってきていること
に気付かなかったりして、パソコン作業などの細かい仕事を続けていると、眼精疲労の症
状として肩がこることもあります。また、体の冷えも、血管が収縮して血行不良になりま
すので、肩こりの原因になる可能性があります。
2.肩こりの予防と解消
多くの場合、原因がわかれば解決方法も見つかりますが、まさに肩こりはその公式通りと
言えます。そこで、肩こりの予防・改善方法としては、まずは姿勢を正すことです。本来
姿勢の悪さを自覚している人は、耳・肩・腰・くるぶしが一直線になるような立ち姿勢と
骨盤を立てて座ることを意識してみましょう。普段は姿勢が悪い人でなくても、スマート
フォンの使用時は、たいていの場合、前かがみになっていますので、特に長時間使用して
いる人は注意が必要です。
次に、精神的な緊張やストレスが多い人は、上手に緩和する方法を見つけておくようにし
ましょう。私のおすすめは「深呼吸」です。これは意外に効果がありますので、ぜひ試し
てみて下さい。

そして、血行を良くする最高の方法は運動です。定期的に時間がとれない人は、ともかく
乗り物を少なくして「歩く」ことを心がけましょう。特に体が冷え気味の人やデスクワー
ク中心の人は、まずは「体を動かす」ことを意識して下さい。仕事中に肩や首のストレッ
チをするだけでも、かなりの効果が期待できます。
また、メガネやコンタクトレンズの度数が合っていない人は、調整するのは当然ですが、
特に40代からは老眼が入る人が多くなりますので、定期的に視力検査を受けるようにし
て下さい。意外に知られていませんが、視力が悪い人がメガネなどで矯正しないで細かい
作業をすることも眼精疲労の原因になりやすいのです。
んでもらうのも1つの方法ですが、それすら適わない人には古くて新しいピップが良いか
も知れません。実感できるという人が多いようですよ。