疲れ目の解消法
目の疲れを解消する方法で一番大切なことは、疲れを蓄積しないことです。つまり、目が
疲れたと感じたら、無理をしないで休憩をとって目を休ませたり、ちょっとした目のケア
をすることでかなり違いが出てきます。
では、目の疲れとは何かというと、わかりやすい原因の１つが「目の周辺の筋肉のこり」
です。よく目の上に蒸しタオルを乗せて温めている姿を見かけますが、それも目の周辺の
筋肉をほぐし血流を改善する方法の１つです。
ただ、この場合も、疲れ目なら何でも温めれば良いのかというと、そういうものでもなく
「目がショボショボ」したり、「頭痛・肩こり」がする場合に役に立つ方法で、目が「充
血」したり「痛みがある」場合は、逆に目を冷やすことで対処します。
頭痛や充血というところまで行かない場合は、市販の目薬でも改善することが可能ですの
で、デスクワーク中心の人は、手の届くところに目薬を常備しておくと役に立ちます。
目薬には「栄養補給」「ピント機能改善」「血行促進」「炎症抑制」などいろいろありま
すが、一般的には栄養補給と炎症抑制の２種類が必要になることが多いようです。
しかし、本来はそのような目薬のお世話になる前に適度なケアをすることが大切で、長時
間の目を使う作業をするときは「１時間に１０分程度」の休憩をとり、その時に目が疲れ
ているようなら、目のまわりの筋肉をほぐしたり、遠くの景色を見るなどして疲労回復に
努めましょう。
また、パソコンなどで作業中は、まばたきの回数が減るため、目が乾燥しやすく疲れる原
因になりますので、意識的に「まばたき」を増やすだけでもかなり違います。
眼精疲労の予防法
メガネやコンタクトレンズを使用している場合は、それだけでも目の負担が大きいのです
が、度数が合っていなかったり、レンズに傷がついていたり、メガネと顔のサイズが合っ
ていなかったりすると普通以上に疲れやすくなりますので、ときどきはチェックしてみる
ことが大切です。
また、加齢とともに目の調整機能も低下してきますが、同じようなことをしていても以前
より目が疲れやすくなったと感じる場合は、クチコミで評判のサプリメントなども意外に
役に立つかも知れません。
そして、案外知られていないのがウォーキングなどの有酸素運動です。ウォーキングと言
えば、血流改善が浮かぶ人も多いと思いますが、眼精疲労は目の血流が悪くなることで周
辺の筋肉がこるのが原因ですので、全身の血流が良くなるウォーキングには目の血流も含
まれているのです。
歩きながら、遠近の風景を目にすることは「目の疲れをとる運動」にもなりますし、さま
ざまな色彩や景色を見ることでストレスが解消されたり、精神的な癒し効果もあります。
もちろん、頭痛や肩こりなどの症状も血流の悪化によることが多いので、歩くことで簡単
に解消されたりして、マッサージなどより手軽で安上がりな解消法になるかも知れません。
ウォーキングはいろいろ難しいことを言う人もいますが、とりあえずは「歩く」ことが大
切で、できれば天から吊るされているような感じで背筋が自然に伸びていることが理想で
す。眼精疲労予防のためにウォーキングをするのなら、スタイル云々より、まず歩く習慣
を身につけることです。
