1.腸燥便秘の原因と症状
腸燥便秘とは、腸が乾燥することで起こる便秘です。腸が乾燥すると、便が硬くコロコロ
とした状態(兎糞便)になります。わかりやすい便秘の症状ですが、女性や高齢者に多く
特に冬場に多い便秘の症状と言われています。

コロコロとした形状の便と聞くと、排便もスムーズなイメージですが、便は硬く乾燥して
いるため、いきんでも排便しにくく、残便感や腹痛など不快な症状をともなうことも少な
くありません。また、無理やりいきんで出そうとすると、肛門が切れて出血(切れ時)し
たりすることもよくあります。
本来、バナナ状便と言われる、適度な水分と軟らかさのある便が理想ですが、一般的には
便に水分が多すぎる軟便や水様便、水分が少なすぎる硬い便やコロコロとした便になって
いる人が多く、いずれも腸の状態が良いとは言えない人が多いということになります。
また、腸が乾燥している人は、便秘症状だけではなく、皮膚や目、口なども乾燥しやすく
乾燥肌、ドライアイ、ドライマウスの症状も現れやすいと言われています。
腸が乾燥する原因は何かと言うと、誰でも思いつくのが水分不足だろうと思いますが、実
はそれだけではなく、不規則な生活習慣やストレスなども関係しているとされています。
ただ、コロコロ便が続く場合は、大腸がんや過敏性腸症候群(IBS)などの可能性も含
まれていますので、これまでとは違う種類の腹痛や腹部の不快感、便通などが見られる場
合は、念のため専門医を受診してみることをおすすめします。
2.腸燥便秘を改善する方法
私たちは生まれたときから西洋医学のお世話になることが多いため、便秘に関しても相談
する先は西洋医学の病院であることが多いようです。しかし、西洋医学とは対症療法が中
心であるため、便秘などの問題は一時的に症状が改善されても、根本的な原因の解決には
なっていないことが多いのです。
東洋医学では、腸燥便秘の原因と考えるのは、体全体に水分が足りていない(陰虚)状態
と、体の栄養が不足していて腸に栄養が行かなくなって(血虚)働きが鈍くなっているこ
とが主な原因と考えられています。

そこで、まずは東洋医学的な食事の仕方を試してみましょう。陰虚には白い食べ物が良い
と言われています。白きくらげ、白ごま、大根、梨、ヨーグルト、レンコン、山芋、豆腐
などを意識してみましょう。血虚には黒い食べ物が良いと言われています。黒きくらげ、
黒豆、黒ごま、ひじき、小豆などを摂ることを心がけましょう。もちろん他の栄養素もバ
ランス良く摂取することは大切です。
あとは、あまり好ましくないと思うような生活習慣を見直したり、ストレスを解消したり、
ウォーキングなどの軽い運動も取り入れることができれば、かなりの効果が期待できます。
あります。そんな人がただ水分を補給しても腸燥便秘の改善にどれほど効果があるかはわ
かりません。そのようなケースでは、潤腸湯という漢方薬がすすめられていることが多い
と言われていて、実際に病院(西洋医学)でも処方されているようです。