1.いびきをかく原因
いびきをかきやすい人の特徴の1つは、寝ているときに喉の筋肉がリラックスし過ぎて、
気道が塞がれることです。その原因になるのが、加齢による舌や喉の筋肉の緩み、アルコ
ールや睡眠薬による舌や喉の筋肉の弛緩といったところです。
他にも、仰向けに寝る姿勢、肥満による気道の圧迫、疲労、口を開けて寝る、鼻詰まりや
アレルギーなどによる空気の流れの阻害などが、いびきの主な原因とされています。

一般的に、女性はいびきをかく人が少ないと言われていますが、それは女性ホルモン(エ
ストロゲン)に気道を広げる作用があるためで、女性ホルモンが減少する閉経後にはその
効果も低下しますので、男性と同じようにいびきをかくことが多くなります。同じく女性
ホルモンが変化しやすい妊婦さんもいびきをかきやすくなるようです。
また、いびきは病気が原因になっていることもあります。よく知られているところでは、
睡眠時無呼吸症候群、アデノイド増殖症、扁桃肥大、アレルギー性鼻炎、鼻中隔湾曲症な
どがそれに該当します。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠時に極端に呼吸数が減少したり、一時的に呼吸が停止して
しまう病気です。肥満や顎が小さい、首が短い、歯並びが悪いといったことが原因になり
やすいと言われています。
アデノイド増殖症・扁桃肥大は、鼻の奥にあるアデノイドと呼ばれる扁桃組織や扁桃の肥
大のことを言います。子供のいびきの原因になっていることが多いとされる病気です。
アレルギー性鼻炎は、花粉症やダニアレルギーなどでよく知られていますが、くしゃみや
鼻水、鼻づまりという言葉通りの症状ですが、粘膜の腫れで鼻の通りが悪くなったり、口
呼吸になりやすく、いびきの原因になることが多いようです。
鼻中隔湾曲症とは、左右の鼻の穴を隔てている仕切り(鼻中隔)が大きく曲がっている状
態のことで、曲がりが大きくなれば当然、鼻の通りが悪くなりますのでいびきの原因にな
ります。
2.日常生活での対策
先にも述べてきましたように、いびきの原因は多岐にわたりますが、まずは自分に該当し
ていると思われるところから対策を考えてみましょう。
肥満を認めているようなら、健康的なダイエットを実践してみましょう。食事の内容を見
直して、腹八分目、外食を減らす、運動をする、早寝早起きを心がけるといった感じのと
ころから始めてみましょう。

仰向けに寝る癖のある人は、枕のたかさを調整して、気道が塞がらないような状態にして
みましょう。また、横向きで寝ることが可能なら、それに慣れてみましょう。
寝る前の飲酒や睡眠薬はできれば控えるようにしましょう。口で呼吸する癖のある人は、
できるだけ昼夜を問わず鼻で呼吸するようにしてみましょう。
加齢や顎が小さいことが原因になっていると思われる人は、どちらも今すぐできることは
顎の筋肉を鍛えることです。方法はいろいろありますので、そのいくつかを紹介しておき
ますが、決して無理をしないように、自身でできる範囲のところから徐々に慣らしていく
ようにして下さい。
口を開ける運動をしてみましょう。少し痛みを感じるところまで口を開けることで、顎の
筋肉が強化されます。熊野地方に目張り寿司という大きなおにぎりがあるようですが、そ
のような食べ物でも顎の筋肉を鍛えることができるようです。今流の食べ物ならハンバー
ガーといったところでしょうか。目を張るくらい大きな食べ物を食べることで、顎の筋肉
が自然に鍛えられるということですね。
もっとも簡単な方法は、舌を動かすことかも知れません。舌を動かすことで顎の筋肉を鍛
えることができると言われています。
も知れません。気になったら試してみて下さい。