1.肩こりになる原因
肩がこる人には共通の原因があり、その原因を理解しなければ肩こりの症状は解消するこ
とはなく、さらに悪化して慢性化することになります。そこで、まずは肩こりの原因とな
る基本的な問題から見て行きましょう。
肩がこりやすい人は、長時間同じ姿勢でいることが多いとされています。特に顎や顔が前
方に出ていたり、猫背、肩が上がっている、肘より高い位置での作業が中心の人に多い傾
向があります。これらはいずれも、肩甲骨周辺の筋肉に負担がかかる姿勢で、肩甲骨まわ
りの筋肉が強張る=肩こりということになるのです。

近年多く見られる肩こりの要因として、スマホの長時間操作があります。スマホ首とかス
トレートネックといった新しい言葉も出来ていますが、スマホ操作で長時間にわたり頭を
下に向けた姿勢を続けることで、首の筋肉が緊張し、血流が悪くなって、筋肉が強張った
状態になると肩がこります。また、そのような姿勢を続けることで、頚椎のS字カーブが
崩れて、顎が突き出た状態になることをストレートネックと言います。
運動不足も肩こりの原因になります。これは何となく理解できると思いますが、慢性的に
運動不足が続くと、筋肉が弱くなり、血流が悪くなり、自宅や職場でのデスクワークを続
けていると、首や肩の負担が増えて肩こりが起きることになります。
同じような理由で肩こりの原因になるのが、体の冷えです。最近は冬だけではなく、夏で
も冷房で体が冷えている状態の人が多くなっています。そんな状態で体温を調整している
自律神経はバランスを崩しやすくなり、血流が悪くなることで、肩や首のこりを引き起こ
すことになります。
理由は違いますが、同じように自律神経を崩す原因になるのがストレスで、慢性的にスト
レスが溜まっている人は、常に交感神経が優位な状態になっています、結果、血管が収縮
して血行が悪くなり、肩だけでなく全身の不調を引き起こす原因にもなったりします。
何か思い当たるようなところは有ったでしょうか。肩こり解消の第一歩は、その原因を知
ることです。まずは、じっくりと肩こりの原因を探してみて下さい。
2.肩こりの解消方法
肩こりはいくつかの病気によっても起きることがありますが、ここではそのような病気が
ないことが前提の解消方法になります。と言ってもその病気が気になるという人もいると
思いますので、主な病名だけを記しておきます。
頚椎椎間板ヘルニア、肩関節周囲炎(五十肩・四十肩)、変形性頚椎症、高血圧症、腱板
損傷、狭心症、心筋梗塞などになります。
そこで、自身の肩こりの原因らしいところが見つかったら、そこを重点的に改善すること
と、予防する方法が以下になります。

肩こりの予防・改善方法は、まずは日常生活での姿勢や運動習慣の見直しです。といって
も大々的な取り組みを必要としている訳ではなく、仕事や休憩時間を利用して、簡単なス
トレッチをしたり、デスクワークでは前傾姿勢を正すといったことが中心です。
また、パソコンやスマホ操作は、不必要にダラダラ続けるのではなく、メリハリのある利
用方法を工夫してみましょう。そして、体を冷やさない、ストレスを溜めない、といった
ことに注意して生活してみましょう。
朝起きたときに肩や首のこりがある人は、ベッドや枕の高さなどを見直してみると良いか
も知れません。そして、肩こりの解消も含め、盲点になっているのが体調管理です。就寝
・起床時間、食事時間など、できるだけ生活のリズムを崩さないような生活スタイルは、
あらゆる病気対策の基本です。肩こりも例外ではありません。
せん。冬の寒さ対策にも、夏場の冷房対策にも、意外に役立ちます。