乗り物酔いの原因は目と耳の情報の不一致により脳が混乱した状態

乗り物酔いの原因は目と耳の情報の不一致により脳が混乱した状態

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1.乗り物に酔うとは

自動車や船など、移動する乗り物に乗っていると、何となく頭痛や吐き気、めまいなどの
症状を経験することがありますが、このような状態になることを「乗り物酔い」といいま
す。これは、内耳のバランス感覚と視覚による情報が、乗り物が揺れたり、速度が変化し
たりすることで一致しなくなって、脳が混乱することによる症状です。

特に、睡眠不足や疲労などによる体調不良の状態であったり、閉鎖的なよどんだ空気、不
快なニオイ・温度・湿度などの要因が重なることで、乗り物酔いが引き起こされやすくな
ると言われています。たまに、乗り物酔いをごまかそうとして、乗り物内でゲームや読書
をする人がいますが、実はこれも内耳からの情報と視覚情報に不一致を生じさせる原因に
なるため、どちらかと言えば乗り物酔いを誘発する要因だったりします。

ただ、乗り物酔いは慣れによる変化もあります。何度も繰り返し車に乗ったり、長期間に
わたる船旅などをしていると、時間が経つにしたがって、次第に酔い方が少なくなってい
くと感じている人が多いようです。

乗り物酔いを経験する時期は、小学生から中学性にかけてが多いと言われていますが、こ
れは、脳の発達状況・情報処理能力・体質等が不安定な時期であることと関係があると言
われていて、成人になる頃には、乗り物酔いの頻度も減少傾向にあるとも言われています。
もちろん、成人になっても、乗り物酔いに悩んでいる人も少なからずいることは事実です。

2.乗り物酔いの対処

乗り物酔いをしやすい人は、まずはリラックスするように努めることです。体を締め付け
るような服装を控えたりして、体への圧迫感を少なくすること、外の空気や風に当たるこ
とができるなら、自発的に気分転換をはかるようにします。

乗り物酔いは、病気ではなく、乗り物に適応しようとして起こる体の反応ですので、つき
つめれば、「乗り物に慣れること」が最強の対策ということになります。なので、急には
無理だと思いますが、一度乗り物に乗るたびに、不安になるのではなく、それだけ乗り物
酔いから解放されていると前向きに考える気持ちが大切です。

乗り物に乗る前には、寝不足にならないようにして、満腹や空腹で乗るのを避けること、
ゆったりとした服装で、できるだけ進行方向に向いた前の方の席を選ぶようにしましょう。


そして、乗り物酔いのする人はもう常識かも知れませんが、酔い止め薬も効果的です。こ
の種の薬には、平衡感覚や自律神経の乱れを調整する成分が含まれていますので、、めま
いや吐き気などの症状には効果的に作用するものが多いようです。予防には、乗る30分
から1時間前に服用するのが特に効果的と言われていますが、近年多くなってきている「
乗り物に酔ってからでも間に合う」というタイプのものを用意しておくと安心です。

また、団体旅行などで、休憩のための降車時間があれば、気分が悪いからと乗り物内にと
どまるのではなく、よほどの状態でない限り、自主的に外へ出て新鮮な空気に当たり、リ
フレッシュすることです。乗り物酔いは、前向きな姿勢と適切な対策を実行することで克
服可能なものであるということを覚えておきましょう。





 

 

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