過敏性腸症候群とは検査で異常がないのにお腹が不快な状態

過敏性腸症候群とは検査で異常がないのにお腹が不快な状態

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1.過敏性腸症候群の原因とは

医療機関で検査を受けても異常が見当たらないのに、腹痛や下痢、便秘などの不快な症状
が続く状態のことを過敏性腸症候群と言います。身体的な異常がないという場合は、精神
的なストレスや自律神経の乱れなどが関係していることが多いのですが、過敏性腸症候群
の主な原因もストレスによる自律神経の乱れと考えられています。

日本人の約10%の人にこのような症状が見られ、特に20代の女性や30~40代の働
き盛りという世代の人に多く見られる傾向があります。性格的には「真面目」「感情表現
が苦手」といった人に多いと言われていますが、先進国に多い病気とも言われています。

検査しても異常がなく、目に見える症状もないことから、その症状のつらさを周囲の人に
理解してもらえないことも悩みの1つということになります。

ストレスが原因という場合の病気の発症メカニズムは、だいたいは解明されていないこと
が多く、過敏性腸症候群もそのような1つです。ただ、腸の働きは脳の神経と密接にかか
わっていて、この脳腸相関の異常が過敏性腸症候群の発症原因ではないかと考えられてい
るようです。

症状としては、主に便通異常ですが、その症状の現れ方によって「便秘型」「下痢型」「
混合型」に分けられています。特に説明の必要がないようなわかりやすい分類ですが、い
ちばん困っている人が多いと言われているのが「下痢型」のようです。わずかなストレス
や緊張などで、腹痛や激しい便意をもよおし下痢が生じるという感じですが、通勤電車な
どすぐにトイレに行けない状況で発症しやすい特徴があるとされています。

混合型は便秘と下痢が交互に繰り返されることを言いますが、これらの症状が3カ月以上
続く場合は過敏性腸症候群の疑いがあるようです。基本的には、ストレスや疲労がたまる
と症状が悪化し、逆に就寝中や休日などリラックスした状態では症状も現れにくいようで
す。また、排便によって一時的な症状の改善が見られることが多いとも言われています

2.過敏性腸症候群の改善方法

ストレスや疲労の蓄積が原因とされる病気の改善法と言えば、ストレスや疲労をためない
生活をすることに尽きますが、まだそれほど症状が重症化していないようなら、とりあえ
ずは市販薬などで腸の動きを正常化して、ストレス・疲労をためないような生活スタイル
に改善していくことです。

ストレスや疲労をためない生活の基本は、不規則な睡眠や食事の改善、偏った食事内容を
避ける、適度に運動をすることです。どれか1つでも自覚しているようなところがある場
合は、まずはそこから始めてみましょう。

過敏性腸症候群の人に多いのが、下痢をするから朝食を摂らない、会議が始まると症状が
出るので会社を休むといった、症状が出やすい特定の状況を避ける行動(回避行動)をと
ることです。一見、理にかなっているようですが、実はこのような回避行動は、その状況
に対する不安感をさらに強くしてしまう傾向があると言われていますので、自分では難し
いと思うときは、不安を取り除く方法を医師と相談をしてみるのも良いかも知れません。

この病気は生命に直接関わるという種類のものではありませんが、経過が長く、ある意味
完治することも難しいタイプのものですので、症状が出た場合の対処の仕方から改善に向
かう生活スタイルまでをしっかり理解して実践することで自信をつけることです。また、
症状が長期化して、精神的に耐えきれないような場合は、精神科や心療内科といった専門
外来を受診してみるのも1つの方法です。





 

 

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