40歳以上の女性に多い成人喘息の原因と症状の改善法

40歳以上の女性に多い成人喘息の原因と症状の改善法

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1.成人喘息とかかりやすい年齢

喘息という病名はほとんどの人が知っていると思いますが、子供のころにかかる病気とい
う認識の人が多いようです。しかし、実際は40~60代になって喘息を発症する人も少
なくありません。この場合の喘息は成人喘息と言いますが、成人喘息には2種類あって、
子供のころに治ったと思っていたものが再発して起こる場合と、大人になって初めて起こ
る場合です。

             

喘息の種類も大きく分けると、アトピー性喘息(ダニ・ホコリ・花粉などアレルゲンによ
る)と非アトピー性喘息(原因の特定が難しい)の2種類になります。

成人喘息で多いのがアトピー性喘息で、全体の約7割と言われています。そこで気になる
のが、子供の頃の喘息(小児喘息)の再発割合ですが、実は意外に少なく、成人喘息にな
る人の約8割が大人になってから初めて喘息になったという人なのです。

そして、成人喘息にかかりやすい年齢が40歳代以降で、女性に多く発症する傾向にあり、
重症化することも多く、小児喘息と比べて治療効果が出にくいという特徴があるようです。

では、成人喘息が発症したらどうすればいいかというと、それは主に喘息発作が起きた時
のことになりますが、状況を冷静に判断し、場合によっては救急車の手配も考える必要が
あります。しかし、それ以前に風邪やインフルエンザの病後に、咳の症状だけが残ってい
て、なかなか治らないような場合は、すでに成人喘息を発症していて、非発作時の症状で
あることも考えられますので、呼吸器内科を受診してみることも必要です。

2.成人喘息の治療は体質改善も

昔は、喘息治療としては、薬で気管支を広げるという方法が主流でしたが、それでは気管
支粘膜の炎症は治まらないだけではなく、余計に悪化させてしまうこともあり、現在は気
管支粘膜の炎症を抑えるステロイド薬が中心になっています。

ただ、小児喘息はよほどの重症でなければ、治療を継続するうちに成長して免疫機能が強
化されることで、自然寛解(症状が一時的・継続的に軽減した状態)も見込めますが、成
人喘息の場合は自然寛解が難しく、継続的に治療を続けていくことで、症状を抑えながら
普通に近い生活をすることで良しとしなければならないようなところがあります。

ちょうど、糖尿病や高血圧と同じで、慢性的な病気ととらえ、症状が出ていても出ていな
くても、継続的に治療を行なうということになります。

           

しかし、それ以外にも症状の改善のためにできることとしては、喘息はアレルギー疾患の
1つですので、まずはアレルギー源を取り除くことです。ダニやハウスダスト、ペットの
毛などを部屋に残さないように清潔を心掛けます。

次に、肥満により気道が狭くなると、気道が過敏になったり、炎症が起きやすくなります
ので、適性体重と言われるレベルまで体重を落とすことです。

そして、もう1つ、喘息治療を得意分野としているのが漢方薬です。西洋医学の基本は、
発作を止める対症療法と発作を起こさないようにする予防法が中心ですが、東洋医学では
喘息になる体質の改善を通して発作が起きにくい体質に変えていくというものです。その
代表的なものは麦門冬湯で、特に咳込むタイプの症状に良いと言われていますので、なか
なか改善しない成人喘息の別バージョンとして考えてみても良いのかなと思います。


 

 

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