クロロフィルの作用とは
クロロフィルと言うと、少し難しく感じるかも知れませんが、これは誰でも知っている緑
色の天然色素のことで、一般的には「葉緑素」と呼ばれています。これがわかれば、小学
生の頃にすでにその基本を習ったと思いますが、その主な働きは光合成をすることです。
別の働きとしては、大気中の二酸化炭素を減らして酸素を生み出すということも聞いたこ
とがあるかも知れませんが、もう１つ「緑の血液」という名称もあります。これは、人体
に入ると、ヘモグロビンを生成して血液を生み出して貧血の改善に役立ったり、コレステ
ロール値を下げる働きで、動脈硬化の予防効果もあると言われています。
このような効能から、近年は健康効果としてクロロフィルが注目されていますが、美容関
係でも、クロロフィルの持つ抗酸化作用が注目されていて、シミやソバカスを排除して、
美白効果を得ることができると言われているのです。
更に、クロロフィルには、すぐれた抗菌力・殺菌力もあり、アクネ菌（ニキビの原因菌）
の繁殖を抑えたり、肌の炎症を鎮静化する効果もあるため、ニキビケアとしてさまざまな
製品にも使われているのです。
その他にも、体内に取り込まれた農薬やダイオキシン・カドミウム・鉛などの有害物質を
排出させる解毒作用もあり、細胞を活性化させて健康状態を保つ作用もあると言われてい
ます。クロロフィルが、美容・健康だけでなく、口臭予防、便秘改善などに幅広く利用さ
れているのは、これらの優れた効能によるものです。
クロロフィルの摂取方法
クロロフィルの優れた効能が理解できた人は、実際に摂取したくなりますよね。ご安心下
さい。葉緑素を含む食品としては、緑色の葉をした植物に多く含まれています。なので、
緑黄色野菜、海藻など、どこに住んでいても、見つけることは難しくありません。そして、
太陽光に当たるほどクロロフィルは増えて色が濃くなります。
なので、濃い緑色をした食品を多く食べればいいのです。
ただ、クロロフィルが美容や健康成分として働くためには、細胞壁から外に出る必要があ
ります。そして、この細胞壁は硬く、生野菜で食べても効率よく働くことができません。
この細胞壁を粉砕するには、加熱処理が必要になります。しかし、せっかく粉砕しても茹
で汁を捨ててしまっては意味がありません。と言っても、茹で汁を全部飲むというのも難
しいですので、食品からクロロフィルを摂取する場合は、ミキサーなどで細かく粉砕する
青汁のような摂取方法が良いということになります。
しかし、実際のところ、私個人の経験からしても、これは続けにくかったです。（笑）
そこで、もっとも効果的に摂取する方法として、私が選んだのがヨモギ茶です。青汁のよ
うに粉末にしたものも、お茶のように煎じるタイプのものもあります。
個人的には、煎じるタイプがおすすめです。ハーブの女王と言われるだけあって、有効成
分の豊富さは言うまでもなく、煎じることで、すべて摂取できますし、何と言っても煎じ
ることが楽しくなるようなハーブの優雅な香りが室内に漂い癒されます。
ときどき、ビタミンＣは熱に弱いという話を耳にすることもあると思いますが、ヨモギ茶
のビタミンＣは還元型ですので、煎じても壊れることはなく、いわゆる煮汁を飲む訳です
から、すべての有効成分がしっかり吸収されることになります。
内側から、美肌や健康に大きく貢献するヨモギ茶をぜひ活用してみて下さい。私の経験で
は、ハッキリしているのは、数日で肌がスベスベしっとり、便秘の心配がなくなりました。
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