原因不明の皮膚炎・脱毛の症状は亜鉛欠乏によるものかも

原因不明の皮膚炎・脱毛の症状は亜鉛欠乏によるものかも

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1.亜鉛欠乏症の症状

体内の亜鉛が不足することで引き起こされるさまざまな症状のことを亜鉛欠乏症と言いま
す。実際に起きる症状としては、皮膚炎・口内炎・脱毛・味覚障害などがよく知られてい
ます。とは言っても、亜鉛欠乏症と診断されるには、病院で血液中に含まれる亜鉛濃度(
血清亜鉛値)の低下とそれによる症状の両方が見られる場合で、血清亜鉛値が低くても症
状が見られない場合は「低亜鉛血症」と呼ばれることもありますが、基本的には同じ疾患
のことを言います。

亜鉛の働きは、皮膚や粘膜を正常な状態に保つこと、味覚・嗅覚、生殖機能、免疫機能の
維持、骨格の発育など多岐にわたりますが、私たちの体内で作り出すことができない栄養
素なので、飲食物から摂取する必要があります。

亜鉛が不足する原因は何かというと、亜鉛の摂取不足、亜鉛の吸収障害がよくあるケース
ですが、吸収障害は腸や肝機能に問題があることが多いようです。他にも、成長期や妊娠
中など亜鉛の消費量が多くなる時期、免疫系疾患などに使用される薬剤による排泄作用な
ども亜鉛が不足する原因になります。

亜鉛が欠乏すると、さまざまな症状が出ることになりますが、なかでもわかりやすいもの
に「皮膚炎」「口内炎」「味覚障害」といったものがあります。しかし、亜鉛不足は免疫
の低下、貧血などにも関係しており、皮膚炎や口内炎などでも治りにくかったり、重症化
するといったこともよくあります。

日本人の場合、厚生労働省の推奨する亜鉛摂取量は、1日当たり男性が11mg、女性が
8mgとされていますが、実際の摂取量は、平均で  9.2mgということですので、男性
に亜鉛不足が起こりやすいということになっています。

2.亜鉛欠乏の対処法

亜鉛は不足するとさまざまな問題が出てきますが、実は多すぎても良くないのです。なの
で、亜鉛不足による症状が出ても、基本は食事内容を見直して、亜鉛を多く含む食材(牡
蛎、アーモンド、納豆、チーズ、シイタケなど)を増やし、ビタミンCや味噌など亜鉛の
吸収を助ける食品も意識するようにしましょう。逆に、コーヒーなどタンニンを含むもの
や食物繊維が多い食品、添加物の多い加工食品などは亜鉛の吸収を妨げるとされています
ので、その辺のバランスもよく考えて見直すようにしましょう。


ただ、食事内容を思うように調整できないという人は、サプリメントなどで補うことも可
能ですが、厚生労働省の推奨量が摂れて過剰摂取にならない配合になっているものを選ぶ
ようにして下さい。亜鉛欠乏症の治療に使われるような高濃度な薬剤は、医師の指導下の
場合に限り、独断で長期間服用するようなことのないように注意しましょう。

亜鉛欠乏症が改善されるには、数週間から数か月と言われいて、普通に改善に向けた努力
を続けていれば、数か月もかかることはないと思いますが、それでも数日で改善されると
いうようなものでもありませんので、これを機に「食事内容」「食事量」などを考え直し
てみるときと考えて下さい。

一般的に、極端な偏食以外には、外食やインスタント食品、レトルト食品などを多用して
いる人、アルコール摂取量の多い人、毎日運動をしている人、妊婦、高齢者に亜鉛が不足
することが多いとされていますので、思い当たるところのある人は、積極的に生活習慣や
食事習慣を見直して、できれば亜鉛不足を予防することが理想です。





 

 

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