青少年・中高年・男性に多い?熱中症の症状と応急処置の仕方

青少年・中高年・男性に多い?熱中症の症状と応急処置の仕方

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1.熱中症による症状

気温の上昇やハードな運動などで、体温が上昇することが原因で起きる健康障害のことを
熱中症と言います。主な要因は、脱水症状や電解質(ナトリウム・カリウムなど)のバラ
ンスが崩れたりすることによるとされています。

激しい運動をすることが多い青少年、生活・労働環境の影響を受けやすい中高年の発症率
が高いと言われていますが、性別で言えば、女性より男性の方が多く発症する傾向にある
ようです。

             

症状としては、昔からよく聞く「熱射病」もその1つで、発熱や意識障害、ふらつきなど
がみられます。他にも、顔面が真っ青になって失神する「熱失神」、筋肉が痙攣したり痛
くなる「熱痙攣」、頭痛・寒気・嘔吐・倦怠感・判断力低下などがみられる「熱疲労」の
4つに分類されています。

また、それらの症状の重さによって3つの段階に分けられており、比較的軽い症状(軽度)
では、めまいや筋肉痛・筋肉の硬直(足がつるなど)、中度では、頭痛・吐き気・嘔吐・
倦怠感、重度としては、意識障害・全身の痙攣・高体温の症状が見られる場合とされてい
ます。

ただ、これらの症状は、どのような状況になればどのようにして現れるといった特別な予
備症状がないので、一般的によく言われる「たくさん汗をかいて足がつる」といった典型
的な熱中症の症状によって気が付くということは少ないのです。

なので、炎天下で作業をしていたり、暑い部屋でじっとしているときでも、筋肉に違和感
があったり、倦怠感、嘔吐などの症状が見られた場合は、まずは「熱中症」と考えて初期
対応をすることです。普通はそれだけでも回復することが多いですが、症状が強く改善し
ないようなときは、救急車の手配も念頭に、クリニックなどの小さな病院でも対応できる
ことが多いので、現在の状況を見極めて迅速に行動しましょう。

2.熱中症の初期対応

熱中症の初期対応(応急処置)としては、まずは症状の悪化を防ぐことです。運動や仕事
は中断して涼しい場所に移動しましょう。野外での場合は「車の冷房」を利用することも
考えましょう。意識があり経口摂取できる状態なら、ナトリウム入りの水分(市販のスポ
ーツドリンク類でも可)を補給しましょう。

次に、常温の水で「首」「脇の下」「足の付け根」など太い血管のある場所を冷やすよう
にします。この場合は、冷たすぎると汗が出にくくなったり、血管を縮めてしまうことで
熱が体内にこもってしまうためです。ただし、部分的に「おでこ」や「くびすじ」などを
冷やしたい場合は、冷たい水でも問題ありません。

             

さらに、扇風機があれば、汗を蒸発させると同時に体の熱も逃がすことができるので役に
立ちます。扇風機がなくても、うちわや風を送ることができる代用品をつかって風を送る
ようにしましょう。

ふらつく、足がつる、といったレベルの熱中症なら、これらの応急処置だけでも回復する
ことが多いですが、意識がないとか会話もできないような状態なら、まずは救急車の手配
をする(近くに病院があれば病院へ)ことが大切です。

また、近年増えているのが室内での熱中症です。熱のこもりやすい場所(風呂場・洗面所
・最上階など)に長時間過ごす人は、室内でも熱中症になりやすいと言われています。特
に入浴後は1リットル近い水分が失われると言われていますので、入浴前後に水分補給を
するようにしましょう。

室内で座っていて、汗をかいていなくても水分は失われます。一般的に、体重60kgの
人が平熱で、室内温度28℃の環境にいると、1日に900ccの水分が失われます。そ
して、体温が1℃上昇すると失われる水分量が約15%の割合で増加すると言われていま
す。なので、特に喉が乾いたという自覚がなくても、こまめに水分補給をする必要があり
ます。特に高齢者はトイレの回数を気にしたり、電気代を気にしてエアコンを入れなかっ
たりと、水分が不足しやすい状態にいる人が多いようですので、十分な注意が必要です。

室内外を問わず、暑い日に私のおすすめのアイテムは、メッシュベストです。夏は保冷剤
を入れて暑さ対策に、冬はカイロを入れて寒さ対策に、安くて非常に役に立つアイテムで
すので、暑さ寒さに弱い人には必需品かなと思います。


 

 

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