加齢とともに出やすい逆さまつげの原因・症状と治し方

加齢とともに出やすい逆さまつげの原因・症状と治し方

《本ページはプロモーションが含まれています》

1.逆さまつげの症状とは

まつ毛は本来はまぶたの外側に向かって生えるものですが、それが眼球の方に向かって生
えている場合のことを「逆さまつげ」と言います。まつ毛全体が眼球に向かっている状態
のことを「睫毛内反」と言い、正常な中の何本かが眼球に向かって生えている「睫毛乱生」
と言います。また「眼瞼内反」という眼瞼(まぶた)自体が眼球の方を向くことで、まつ
げも内側を向くケースも逆さまつげとされています。この場合は先天的に皮下脂肪が厚く
まぶたが膨らんでいる人に多いと言われています。

             

逆さまつげは、角膜や結膜を傷つけることになり、目に痛みや充血を生じさせ、目やにが
出たり、涙が多く流れたりといった症状が見られます。また慢性化してしまうと、角膜に
炎症や潰瘍ができることもあり、視力低下につながることもあると言われています。

原因は、先天的なこともありますが、小児期の頃の逆さまつげは、顔の筋肉量と脂肪量の
バランスによることが多く、成長すると改善されることが多いとされています。逆に、高
齢者の場合は、加齢による皮下脂肪の減少などで痩せて、たるんだ瞼の皮膚がまつ毛に覆
いかぶさるケースが多いと言われています。

また、瞼やまつ毛の根元の炎症、まぶたの傷痕、結膜炎の後遺症などによっても逆さまつ
げになることがありますが、特殊なケースとして、通常は血液が流れないところに流れる
ことによって、本来まつ毛の生えないところに生えるということもあります。この場合は
全身の状態の悪化(ガンなど)の前兆であることもありますので注意が必要です。

2.逆さまつげの改善方法

逆さまつげは、抜くとしばらくは症状がなくなりますが、再び生えてくると同じ症状が出
ることになります。睫毛内反の場合は、まつ毛というより、瞼の組織の問題なので、生え
る向きを変えるには専門的な治療(手術など)が必要になります。ただ、逆さまつげであ
っても眼の表面(角膜)を傷つけることがなければ、特に何もする必要はありません。

             

睫毛乱生の場合は、少量である場合が多いので、そのようなときはビューラーなどで角膜
に触れないようにする程度で十分な効果が期待できます。

ちょっと厄介なのが年齢とともに出てくる逆さまつげで「老人性眼瞼内反症」と言います
が、下まぶたが内側に反ることで、まつ毛や皮膚が角膜に接触して痛みや異物感、不快感
が現れる状態です。原因は、下瞼を支えるすじ(牽引筋腱膜)がゆるんだり切れたりする
ためと考えられていますので、手術で補強する必要があります。ただ、そこまではちょっ
とと思う人は、通院が可能であれば下瞼のまつ毛を頻繁に抜いてもらうというのも1つの
方法で、いろいろアドバイスを受けながら手術の内容に納得できた時点で手術という考え
方もあります。手術は短時間・日帰り、腫れが引くまで2~3日が平均的だそうです。

ときどき、自分で抜いたり、切ったりしている人がいますが、炎症を起こしたり角膜を傷
つけたりする可能性がありますので、できれば専門の眼科医で診てもらうのが安全です。

そして、小児の逆さまつげは、自然に治る可能性が高いと言われていますので、重症の場
合を除いては、外科的な治療は行わないことが基本です。


 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク