１．眼精疲労のチェック
近年は日常的にパソコンやスマホを使用している人が多いですが、同時に目がかすんだり、
痛くなったりといった症状を訴える人も増えています。たいていは少し目を休めたり、一
晩寝ることで回復しますが、十分な睡眠をとってもなかなか回復しないような症状の重い
目の疲れを眼精疲労と言います。
この場合は目の充血や眩しさなどの眼の症状だけではなく、頭痛・肩こり・吐き気といっ
た症状を経験することもありますが、さらに進行すると、イライラ・不安感・抑うつ症状
へと発展することもあります。
パソコンやスマホを長時間見続けていることが原因であることが多いので、それを自覚し
ている人は症状も理解しやすく、対策も立てやすいのですが、それ以外の原因で眼精疲労
を起こしていることもあります。その代表が、メガネやコンタクトレンズの度数が合って
いないことによるものです。
特に４０代以降の人は、老眼が進行しているのに従来のメガネをそのまま使っていたり、
逆に少しでも見やすくしようと度数を強くしすぎたりしていることが原因になっているこ
とが多いと言われています。
そして、意外に気付きにくいのがメガネのフレームの形状や歪みなどの微調整、乱視の矯
正具合など、おおむね調整はできているものの、少しの違和感の積み重ねが原因になって
いることもよくあります。メガネやコンタクトレンズを使用している人（特に４０代以降）
は、定期的に視力検査をして、こまめに度数や乱視の調整をすることが大切です。
２．眼精疲労の予防方法
職場でパソコン、仕事を離れればスマホといった生活をしている人は、まずはできるだけ
パソコン・スマホ画面を見る時間を少なくしたり、休憩時間を増やすことなどを意識的に
することです。ドライアイや結膜炎などの症状がある人はもちろんですが、ビタミン系の
目薬なども活用すると、症状の緩和効果が期待できます。
同時に、ルテインやゼアキサンチン、アスタキサンチンなどの成分補給もおすすめです。
私はそれらを総合的にバランスよく配合されているサプリメントを利用していますが、老
眼を意識する年代の人には特に心強い味方になるかも知れません。
最近の傾向として、１０代の若者にも老眼のような症状が増加しているという報告もあり
ますので、将来的に深刻な事態を避けたいと思う人にもおすすめしたい目の栄養剤です。
眼精疲労の症状としては、目の充血、痛み、かすみ、まぶしさといったところは日常的に
経験している人も多いと思いますが、この辺のところで早めに休息をとり、目の疲れをと
ることに専念することで重症化を避けることが可能です。また頭痛や肩こりが起きている
ようなときは、応急処置として頭痛薬などの使用もありですが、症状が治まればそれで良
いということではなく、十分な休息をとることで症状の進行を食い止めて、早期の回復を
目指すようにすることが大切です。
また、以前より目の疲れが早くなったと感じるときは、メガネやコンタクトレンズの度数
や乱視の悪化をチェックしてみるとか、メガネのフレーム・歪みなど細部にわたる微調整
をしてみることをおすすめします。
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