暑い日のめまい・こむら返りは熱中症の初期症状?応急処置の仕方

暑い日のめまい・こむら返りは熱中症の初期症状?応急処置の仕方

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1.熱中症を考えるサイン

近年は熱中症という言葉も普通に知られるようになりましたが、気温の上昇や運動などに
よる体温の上昇が原因で発生する健康障害のことを熱中症と言います。主な要因は脱水症
や電解質(ナトリウム・カリウムなど)のバランスの乱れによると言われていますが、ま
ずは「めまい」や「筋肉の痙攣(こむら返り)」などの症状が現れることが多いとされて
います。

と言うと、炎天下の外出をイメージする人が多いと思いますが、意外に部屋の中での熱中
症も多く、特に高齢者や夜間就寝中にも起こることが多いと言われています。

             

熱中症になると、めまい(頭がボーっとする)や筋肉の痙攣、嘔吐などの症状が出ると言
われていますが、これらの症状は暑い環境で作業や運動をしているときだけではなく、そ
の後に出てくることもよくありますので、熱中症の起こりやすい状況下での不調は、まず
は熱中症としての初期対応を考えることが賢明かも知れません。

炎天下で体調が悪くなった場合は、ほとんどの人は熱中症を疑うと思いますが、問題なの
は室内でじっとしている高齢者や夜間就寝中に発症する場合です。特に高齢者は、加齢に
よる感覚神経の鈍化などで熱中症に気付くことが遅く、気付いたときには重症化している
ようなケースが多いと言われていますので、特に喉が渇いていなくても水分補給をする習
慣を身につけることが大切です。

また、就寝時には、室温28℃以上、湿度70%以上の場合はエアコンや扇風機などを使
って温度や湿度を下げることが推奨されています。

2.熱中症に対処する方法

暑い時間帯の外出には、ほとんどの人がそれなりの対策をしていると思いますが、大切な
ことは、こまめな水分補給とこまめに休息を取ることです。水分は水だけより塩分の含ま
れているもの(経口補水液やスポーツ飲料など)か、水と一緒に塩分補給をすることをお
すすめします。

また、日光が直接皮膚に当たらないような服装にしたり、休息時には帽子やタオルなどを
外して汗が蒸発しやすい環境を作るようにしましょう。そして、昼間でも夜間でも熱中症
が疑われるような症状があれば、エアコンをつけたり、風通しの良い場所に移動して、水
や冷たいタオルなどで体温を下げるようにします。体温を下げるには皮膚表面に近い太い
静脈を冷やすと効果的です。具体的には「首筋」「脇の下」「太ももの付け根」などです。

           

同時に、水分と塩分を補給して脱水症状も起きないようにすることが大切です。

あらかじめ長時間の炎天下での滞在や、熱帯夜がわかっているような場合は、十分な対策
をしていることと思いますが、私のおすすめは冷却ベストです。保冷剤を入れておくだけ
のベストですが、数時間は快適に過ごせます。また、冬場にはカイロを入れておけば暖房
ベストにもなりますので、かなり費用対効果に優れたアイテムかなと思います。

熱中症は、炎天下・就寝中に限らず、最初に確認することは「意識」があるかどうかです。
もし意識がないようなときは、救急車を呼び、水などは飲ませずに体温を下げることだけ
に専念するようにしましょう。無理に飲ませようとすると、水分が気道に流れ込む危険性
があります。

高齢者と同じく熱中症に気付きにくいのが小学校低学年の児童です。身長が低いため照り
返しなどによる高温にさらされやすく、遊びや運動に夢中になっていたりすると、ハッキ
リとした症状が現れるまで気付かないことも多いので、周囲の人が異変に気付いて、早め
に対処することが大切です。


 

 

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