1.純国産安全という意味
いわゆる放牧牛の牛乳仕立てバターということになりますが、
単純に放牧であればいいのかというと、そうでもありません。
つまり、放牧であっても、牛舎で輸入トウモロコシなどの飼料を与えている
ことが多く、人間用に比べて遺伝子組み換え等の問題も、あまり重要視
されていません。
牧草についても、草を生育させるために、農薬を散布したり、化学肥料、
化成肥料等を大量に使い、
安全というセールス用語を獲得するための手段程度でしかありません。
本当に安全な完全国産自然バターがあるとすれば、
それは、太陽や雨、微生物といった自然の恵みだけで構成された土壌に
自然生育する草をエサにして育った牛から採れる牛乳を原料にしたもの
ということになります。
モンゴル、アルプスといった一部の自家消費用として以外、
ほとんど見ることもできない希少なバターなど流通するのかというところで
ほぼすべてのバターが落選してしまいます。
2.なかほら牧場のバター
ところが、完全に自然のバターが、実は日本に存在します。
牛の繁殖は「自然交配」「自然分娩」「母乳保育」といった、
まるまる自然の摂理に委ねられた、動物本来の生態を実現しています。
また、牛はストレスのかかる牛舎はなく、年中、昼夜を問わず110haもの
山地牧場で自由に過ごしているのです。
しかも、飼料の野シバ、クマザサ、木の葉等の純国産種の牧草の自然育成に
努めながら、世界的に希少なバターを作っているのが「なかほら牧場」です。
一般的には、放牧といっても、数時間の牧場散歩程度で、大半は牛舎内で
輸入穀物飼料を与えられ、グラスフェッド=自然植物飼料は、せいぜい
おやつ程度の量でしかありません。
なので、現在では、100%完全な放牧乳製品などは、流通しないというのが
常識になっています。
なかほら牧場は、日本で数件といわれる「山地酪農」を実践する牧場で、
一般的な牛舎飼育ではなく、24時間365日、山の中での完全自然放牧
を行う牧場です。
しかし、そこから生産される乳製品は、あまりにも少ないために、ほとんど
話題にもならず、無名のブランドですが、本物というブランドを手に入れる
なら、こちらの乳製品しかありません。
近頃、バターコーヒーなどというダイエット言葉も流行っていますが、
本気でやるなら、バターそのものにもこだわって頂きたいですね。(笑)
もちろん、お値段は、おそらく世界一高いでしょう。
しかも、注文しても2か月以上待たされます。
「命をいただく動物であっても、生きている間は幸せに生きて欲しい」
というアニマルウエルフェア(動物福祉)の精神に基づく生産者と、
そこで自由に生きる乳牛との奇跡のコラボから生まれた希少バターです。
私は、毎年、年末には、おせち料理の代わりに、こちらのバターを買い、
贅沢なお正月を過ごしています。
現在、松屋銀座、東武百貨店池袋店、名古屋高島屋でしか買えませんが、
こちらでご紹介する直販サイトからも買えるようになりました。
本当に本物のバターとは、どういうものかが「ひとくち」でわかります。
⇒なかほら牧場のバター直販サイトへ