膝に不安定感があるときは筋力の低下を疑ってみよう

膝に不安定感があるときは筋力の低下を疑ってみよう

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1.膝の不安定感とは

登山などで下山するときに、自分の膝の感じを表現する言葉に「膝が笑う」というものが
ありますが、これは山に登るときの筋肉の疲れもありますが、下山するときに使う膝周り
の筋肉の使われ方によるところが大きいと言われています。少しずつブレーキをかけなが
ら降りていく動作に、膝周辺の筋肉が酷使されているために起こる症状です。

つまり、膝のあたりの筋肉が緩むことで膝が不安定になり、膝に力が入らなくなって、ガ
クガク震えるような状態のことを表す言葉です。

膝を動かすときには、太ももを構成する4つの筋肉(中間広筋・内側広筋・外側広筋・大
腿直筋)がかかわっていますが、特に太ももの内側に存在する内側広筋が立ち上がったり
する(膝を伸ばす)ときに重要な働きをしています。下山するときにも膝を伸ばす動作が
加わっており、この筋肉が活躍することになります。

             

まわりくどくなりましたが、要は、この筋肉(内側広筋)に衰えが生じると、ちょっとし
た階段の上り下りでも、膝が笑うという状態になるのです。なので、特に登山など筋肉に
大きな負担がかかるようなことをした訳でもなく、日常生活で膝が不安定だと感じている
人は、運動不足などが原因で筋肉が衰えているために起きていると思われますので、スト
レッチや運動によって「内側広筋」を鍛えることが必要になります。

ただし、中年以降の人で、膝が腫れたり、痛みを感じるようなときは、変形性膝関節症な
ど他の病気が関係していることもありますので、自分の膝の具合をしっかり観察して、異
常があるようなら整形外科などで検査を受けるようにしましょう。

2.膝の不安の解消法

膝の不具合は、ほとんどの場合が姿勢の悪さによる骨格バランスの乱れと運動不足による
筋力の低下です。なので、まだ膝に痛みや腫れなどの症状がなく「不安」という状態なら、
まずはストレッチやウォーキングなどで足の筋肉を鍛えることです。時間がとれないとい
う人は、日常生活で可能な範囲で乗り物(エレベーターやバスなど)を使わず、できるだ
け自分の足で歩くことです。また、姿勢も気になるようなら足指パッドを使うという方法
もありますので、そのようなアイテムを上手に活用しながら、まずは駅の階段などを自力
で上がるとところから始めてみましょう。

             

若い女性に多い膝の不安感を覚える原因としては、膝蓋骨亜脱臼というものがあります。
これは膝のお皿と言われる膝蓋骨(しつがいこつ)が少しズレている状態です。完全にズ
レてしまう(脱臼)と強い痛みが生じますが、少しの場合(亜脱臼)は、膝の不安定感や
違和感程度で、無症状のまま過ぎてしまう人もいますが、スポーツ活動などをする人は繰
り返し不安定な感じになることがあります。

いずれにしても、他の症状が出ておらず、膝に何となく不安があるという場合は、とりあ
えずは軽い運動やストレッチなどで、足の筋肉を鍛えることです。またその際に正しい姿
勢で歩くようにして、体のズレも矯正できるようにすることで、膝の不安は徐々になくな
っていきます。時間的に余裕がない人でも、日常の生活でできる限り歩くことを心掛ける
ことで、筋肉は少しずつ強化されて行きますので、ぜひ今日から実践してみて下さい。


 

 

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