基礎代謝の意味を知ること
代謝とは、私たちの体内で生命維持のために行われる必要不可欠な生化学反応のことで、
そのなかでも、心臓を動かしたり、呼吸をしたり、特別なことをしなくても生命を維持す
るために勝手に活動するためのエネルギー消費が「基礎代謝」です。
つまり、基礎代謝が活発な人は、何もしなくてもエネルギー消費が多く太りにくいという
ことになるのです。その理由は、私たちが摂取する全エネルギーの約70%を消費してい
るのがこの基礎代謝で、スポーツや家事などで体を動かすことによって消費される「活動
代謝」よりはるかに多くエネルギーを消費しているからです。
そして、その基礎代謝のなかでも、エネルギー消費の中心になるのが「肝臓」「脳」「筋
肉」で、全体の基礎代謝量の65%を占めると言われています。なので、食事制限をして
痩せることはできても、筋肉量が低下することで「体温が低下」し、内臓の働きが鈍くな
ることで「血行が悪く」なり、栄養が全身に行き渡らない状態になることで「肌も老化」
するというボロボロの状態になってしまうんですね。
最も多くエネルギーを消費するのが肝臓の約30%ですが、これは自分ではどうすること
もできません。次に多いのが脳(約20%)と筋肉(約20%)なので、しっかり脳を働
かせ、筋肉を増やすことができればエネルギー消費率が高くなるということなのです。
更に、運動することで活動代謝も加われば、理想のエネルギー消費となる訳ですが、それ
はあくまでも理想の話で、なかなか思うように行かないからダイエットをする人が多いと
いう現実があるのです。

しかし、このエネルギー消費のシステムを知ることで、少なくとも「食事を控える」こと
が美しく痩せることにはならないということは理解できるかと思います。
美しく太らない体になるには
食事を減らしても、美しく痩せることができないということはお解りいただけたと思いま
すが、それでは何から始めればいいのかということが次の課題です。
最も取り組みやすいのが「運動」ですが、特にジムに通ったり、特殊なスポーツを始めた
りする必要もありません。ウオーキングでも十分効果があります。できればプロテインな
ども利用すれば、更に効果があります。
ウオーキングにより「活動代謝量」が増えますし、筋肉が増加することで熱量も増えます。
そして、その筋肉で作られる熱量を調整する働きをしているのが「脳」なのです。
つまり、ウオーキングという1つの行動を起こすことで、他の機能も活性化することにな
り、結果的には代謝が促進され、「健康」「美容」「ダイエット」のすべてに作用するこ
とになるのです。もちろん、その程度は自分の現在の体力に見合ったところから始めるこ
とが大切で、決していきなり過酷な運動をしないことです。

20分のウオーキングが物足りなくなったら30分、40分と増やしていけば良いのです。
ウオーキングが難しければ、ビル内の会社にお勤めなら階段の上り下りで、電車で通勤な
ら駅1つ歩くことで、徒歩なら目的地まで遠回りして歩くことなど、いかにして筋肉、脳、
運動によるエネルギー消費を日常生活に取り入れるかを考えることです。
これができるようになると、自然と筋肉量が増え、脳が活性化され、基礎体温も上がり、
冷えが解消、骨密度の増加、各新陳代謝の促進等、すべてがエネルギーの有効活用につな
がることばかりです。
筋肉をつけて基礎代謝を上げるとは、このような一連の流れによる代謝能力をアップさせ
ることで、ボディビルなどでいう筋力アップとは少し意味が違います。
美しく健康的に太りにくい体を作りたいなら、まずは歩くことです。そして必要と感じた
ら、その目的のために必要なサプリメントなどを利用することです。
