腰椎分離症は腰の疲労骨折、早期発見・治療がおすすめ

腰椎分離症は腰の疲労骨折、早期発見・治療がおすすめ

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1.腰椎分離症とは

腰椎分離症とは、椎弓(腰椎の後ろ部分)が分離した状態のことで、主な原因は腰の疲労
による骨折です。スポーツ選手(特に成長期)に多く発症すると言われていて、背中をそ
らす動作やジャンプから着地するような動作を繰り返すことで骨にひび(疲労骨折)が入
ることで起こります。多くの場合、第5腰椎に起こると言われています。

             

スポーツの最中やスポーツの直後に腰を反らしたときに、部分的な痛みを感じたら分離が
発生している可能性がありますので、できれば整形外科を受診して、不具合があればしっ
かりと治療するという気持ちが大切です。早い段階で適切な治療を受けることで完治する
可能性が高くなりますので、将来のことを見据えて放置しないようにしましょう。

発生初期の場合は、コルセットなどで固定することと、数か月から1年程度のスポーツ活
動を休止することで根治治療も可能ですが、分離が進行してしまうと骨がくっつかなくな
って分離部修復手術や偽関節手術など、徐々に大掛かりな治療になってきますので、でき
るだけ早期に治療を始めることが推奨されているのです。

腰椎分離症が起きる年代は10歳代(一般の人で約5%、スポーツ選手で約35%)です
が、それが原因で成人になってから「分離すべり症」などの病気を発症することも少なく
ありませんので、分離症発症時点でしっかり治しておくことが大切です。

2.分離症の発見法

腰椎分離症の発見は、やはり腰痛ということで、痛みそのものは特別なものではありませ
んが、体勢によって症状が変化する点が違います。神経組織を保護する椎弓(腰椎の後ろ)
が分離している状態なので、体を後ろに反らすような動作で痛みを感じることが多いのが
特徴です。他にも、運動時に腰・太もも・お尻が痛む、腰や太ももの裏側の筋肉が張る、
長時間立っていたり、中腰の姿勢をとると痛む、運動をしていないときは痛まないなどに
該当するような時は腰椎分離症を疑ってみましょう。

        

スポーツの最中などに、上体を後ろに反らした際に腰痛が続くような場合は、できるだけ
早く検査をしてもらう必要があります。早期の発見であれば、腰部の安静を保つためのコ
ルセットと骨盤周囲の筋肉を伸ばすストレッチなどによる保存療法による治癒をめざすこ
とが可能だからです。

また、腰に痛みを感じたときは、無理をして運動を続けない、筋トレや腰を急にひねるよ
うな運動は避けることなども骨折部位への負担をかけないための鉄則ですが、ときどき腰
が痛いときにストレッチや筋トレを勧める人がいますので注意しましょう。

予防法としては、全般的に体の硬い人に起こりやすいと言われていますので、股関節や上
半身を柔軟にすることから始めると良いかも知れません。実際にやってみるとやはり難し
いのですが、体幹トレーニングクッションというのが私的には役に立っています。


 

 

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