抗酸化作用で群を抜くルチン
ルチンという言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、蕎麦の実に含まれているポ
リフェノールです。それは、そばを食べる人は脳溢血（脳出血）になりにくいという話と
も共通しているのですが、蕎麦に含まれるルチンが血管を若返らせ、血流も改善する働き
があるというのが理由です。つまり、血栓を防ぎ血流をスムーズにすることで、高血圧や
動脈硬化を改善するのです。
ここまでは、蕎麦の効能として一般的によく知られている話ですが、実はルチンのポリフ
ェノールには強い抗酸化性もあるのです。更に、ビタミンＣの効果を強化する作用もあり、
美白効果やコラーゲンの合成促進も期待できることから、抗酸化性やメラニン抑制と称す
るスキンケア化粧品の主要成分として多く採用されているのです。
もうお分かりですね。ルチンは、体内では血管や細胞の機能を強化して血流を改善し、表
面では、抗酸化作用が強く、コラーゲンの合成を促進し、シミやシワ、タルミを防ぐこと
で、肌の老化を予防する働きがあるということになります。
なので、蕎麦アレルギーがないことが分かっていれば、蕎麦は肌の老化予防としては最適
な食べ物ということになります。ただ、蕎麦と言っても、安価で売られているものは、そ
の大半が小麦粉ですので、できるだけつなぎの少ない蕎麦粉１００％に近いものが効果も
相応に期待できます。なかでも韃靼そばという品種には、ルチンは普通の蕎麦の１００倍
の含有量とも言われていますので、可能ならこの品種のものが理想です。
蕎麦と同じタデ科植物の大黄（ダイオウ）は、漢方薬として古くから重用されていること
からも、その効能・効果のほどは信頼できるものでもありますね。
ただ、美白効果を期待して、連日、高価な蕎麦粉１００％の蕎麦を食べるというのもどう
かと思いますので、蕎麦のエッセンスだけを、安く、しっかり摂取する方法としておすす
めしたいのが韃靼そば茶です。
家族を納得させるルチンの力
いくら美白に良いからと言って、お茶を変えてしまうというと、何かしらの家族の抵抗も
あるかも知れませんので、そのような時にも納得させられるルチンの効能を教えます。
ルチンとは、第７の栄養素とされるファイトケミカルのポリフェノールで、フラボノイド
系の機能性成分です。第６の栄養素の食物繊維と同じく、生命維持に不可欠という成分で
はありませんが、そのズバ抜けた健康効果があることは、すでに先輩の食物繊維の功績か
らも明らかですよね。
では、その食物繊維との違いは何かと言うと、ファイトケミカルは活性酸素の除去による
生活習慣病や老化予防、免疫システムの強化などと、主に毛細血管の強化、血流の改善に
より、冷え性の改善、美肌効果、高血圧予防、糖尿病予防、認知症予防、緑内障予防など
の具体的な気になる症状に効果が期待できるということです。
しかし、ルチンは水溶性のため水に溶けてしまいます。なので、本当にルチンが含まれて
いるのは「ゆで汁」の方になります。だからと言って、ゆで汁をすべて飲み干すわけにも
行きませんので、それを濃縮した形の韃靼そば茶がおすすめということなのです。
蕎麦は美味しい食べ物ですが、その栄養まで十分に賞味したい人には韃靼そば茶がおすす
めということになります。ぜひ試してみて下さい。
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