1.朝の指のむくみの原因
指がこわばる症状と言えば、いきなりリュウマチや膠原病といった恐ろしい話が出てきま
すが、もちろんそれらも原因としては考えられますが、実際のところは病院で血液検査を
受けても異状がなかったりすることが多いようです。もちろん、心配ならまずは病院で検
査を受けてみるのが一番ですが、何もない場合は「加齢」とか「老化」「様子見」といっ
た診断になります。

いずれにしても、病気でもないのにどうして指が固まってしまうのかというと、それは眠
っている間に指の水分が増加するためです。指への水分(血液)は肩経由で届けられてい
ますが、起きているときは肩の位置が心臓より高くなるため、指への血液量は多くありま
せん。
ところが、眠っているときは、肩も心臓も同じ高さになるため、全身(指先も)の血液量
が等しくなります。つまり、指にむくみが生じやすいのです。ここで思い出していただき
たいのが老化ですが、指に水分が多くなるのは若い人も同じですが、その回復力が遅くな
っているところが老化なのです。
特に、アルコールや塩分を多く摂取する人は、この傾向が強くなります。塩分は水分をた
めこむ作用がありますし、アルコールは血管を広げ、血液の流れを穏やかにします。実は
これは、血液が一カ所に滞りやすくなり、循環しにくくなるということで、指に溜まると
むくみということになるのです。
寝る前にアルコール類を飲みながら、塩分の多いつまみを食べている人は、ちょっと控え
てみるだけでも、手のむくみは改善されるかも知れません。
2.指のむくみの改善方法
何もしなくても、起きて普通に生活していると、やがてむくみは解消されてくるものです
が、もっと早く解消したいという向きには、ストレッチやマッサージが有効です。

グーパー運動や手を上に上げてブラブラとさせてみる、指の付け根から指先にかけて優し
くマッサージをして行きます。こう言うと、マッサージの仕方にこだわる人がいますが、
それより「気持ちよい」と感じるような方法でやることが大切なのです。
どうしてもツボにこだわりたい人は、指と指の付け根が交わる窪みのところが合谷という
ツボになりますので、反対側の親指と人差し指で挟むようにして数秒間指圧して下さい。
他に、発熱や疲労、腹痛などの自覚症状がなく、年齢的にも30~50代以外の場合で、
朝起きたときに指がむくんでいても、まもなく解消する場合は、リウマチ(膠原病)の可
能性は少ないと思いますが、手のこわばりが30分以上続くとか、痛みや腫れが第二関節
に現れる場合は、リウマチも疑ってみる必要があります。
老化による場合は、ある程度は仕方ないことですが、同様に高齢者によく見られる加齢に
よる水分代謝・血液循環の滞りが原因の夜間頻尿やむくみ・高血圧の随伴症状(肩こり、
耳鳴り、頭痛)などにも効果があるとされる八味地黄丸を試してみるのも一つの方法です。
また、食事・運動・生活習慣を見直してみることで、循環系や運動機能など、さまざまな
機能の低下を遅らせることも可能ですので、これを機に生活スタイル全般を改善してみる
のも良いかも知れません。
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