1.冬虫夏草というキノコ
キノコといえば、古くから食用や薬用として幅広く活躍しています
が、そんな中でも「冬虫夏草」という東洋医学の生薬として使われ
ているキノコがあります。
キノコが生薬に使われることは、特に不思議なことではありません
が、このキノコは少し変わっているのです。
キノコが昆虫や蜘蛛に寄生して、その体内に菌核という菌糸の集合
体を形成して、昆虫の頭や関節部などから棒状になって出てくると
いうキノコと虫が合体したようなものの総称なのです。
つまり、冬の間は虫として活動していたものが、夏になるとキノコ
(草)に変わってしまうというところから「冬虫夏草」という名前
がついたとされていますが、日本にも江戸時代享保年間には中国か
ら輸入されていて長い歴史があります。
冬虫夏草と言っても、それは総称で、日本国内では約300種類が
知られていますが、その名前は、主にえじきとなった昆虫の名前に
基づいたセミタケ、ハチタケ、アリタケ、サナギタケといった名称
で呼ばれていて、椎茸や松茸のヒダを持つキノコとは形状も大きく
異なります。
では、どうしてこのキノコと虫の合体した冬虫夏草が薬理作用にす
ぐれているのかというと、昆虫からみると死にいたる感染症にかか
ったようなもので、身を守るための「生体防御機構」を最大限に発
動することになります。一方、寄生菌は、その「生体防御機構」を
撃破するための最大限の努力をします。
このような昆虫と寄生菌の戦いで、昆虫は免疫活性化合物や抗菌物
質を作り出し、寄生菌は毒素や免疫抑制物質を作りだして対抗する
と考えられ、そこからまだ一部分ですが有用成分が見つかっていて、
未知の有用薬用資源として、今後も大きな期待をされているのです。
2.めぐりを改善する冬虫夏草
昆虫とキノコの合体生物である「冬虫夏草」は、体のさまざまな働
きを高め、めぐりを良くするキノコであることも、国内の専門機関
や大学との共同研究で確証され、育毛をはじめ、血流系の悩み、睡
眠などの問題を改善する目的で使用されています。
なかでも、20年以上にわたり「育毛」と「めぐり」の研究を続け、
冬虫夏草の他に、有機田七人参、霊芝、ヒハツ、フィッシュコラー
ゲン、ビタミンB1、B2、B6等、和漢のチカラを集結させて、
薄毛・抜け毛に特化したサプリメントが話題になっています。
単純に頭皮に限定したものではなく、めぐりを良くし、体全体のバ
ランスを整えることから、頭皮にも血液を行き渡らせるという考え
で開発されていますので、まずは血流の改善から美容にも健康にも
役に立ち、更に冷え性や薄毛・抜け毛の改善にも役に立つという視
点で捉えると、人気急上昇中という理由も頷けますね。
飲み続けているうちに気がつけば、体調も良く、冷えがなくなり、
髪も増えていたっていうのが、口コミでも一番多いようです。