しもやけは冬の「寒さ」より「温度差」に注意!

しもやけは冬の「寒さ」より「温度差」に注意!

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しもやけが起こる原因

しもやけと言えば真冬と考える人が多いと思いますが、実は「晩秋から冬の初め」と「冬
の終わりから春先」にかけて多く起こりやすいのです。つまり、「寒い」だけではなく、
1日の「温度差」が10度以上になるときが最も起こりやすいとされています。

私達の体には体温を自動調整する仕組みが備わっていて、肌に寒さを感じると、自律神経
の働きで、体の機能を維持するため内臓に血液を集めようとします。その仕組みが血管を
縮めて血液を多く流さないようにすることにより皮膚表面の温度を低くして熱を逃がさな
いようにすることなんです。

逆に、暑いときには血管を広げて血流を良くし、皮膚の表面温度を上げて熱を逃がしたり、
汗をかいたりすることで体内の熱を放出して調整しています。

このような状態が交互に起こりやすいのが「秋から冬」「冬から春」への季節の変り目で、
血管の収縮と拡張が繰り返されることになります。すると血行のコントロールがしにくい
末梢血管を中心に循環障害が起こりやすくなり、赤く腫れたり、かゆくなったりした状態
が、一般的に「しもやけ(凍瘡)」と呼ばれているものなのです。

          

1日の温度差が10度以上になると、このような循環障害が起こりやすいと言われていま
すが、それは気温だけの問題ではなく、汗をかいたり、水仕事をした後など、皮膚が濡れ
たまま放置されることでも皮膚の温度が急激に下がり、しもやけの原因になります。

また、空気の乾燥や寒さで皮膚の皮脂や水分が奪われると「ひび割れ」ができることがあ
りますが、更に深くなり、出血や痛みを伴う状態になったものを「あかぎれ」といいます。

「しもやけ」も「あかぎれ」も同じように考えている人も多いですが、しもやけは皮膚表
面の「温度差」、あかぎれは皮膚表面の「乾燥」で起こるのです。

よく似た寒さが原因で起こる症状に「凍傷」というものがありますが、凍傷は気温がマイ
ナス4度以下の状況下に長時間さらされることで、体の組織が凍結して血行が途絶えてし
まう状態のことで、日常的な冷えによる血行障害による「凍瘡(しもやけ)」とは全く別
のものです。

しもやけの予防と対策

しもやけは、耳たぶや鼻のあたまなど、冷たい風にさらされる場所や、手や足の指など末
梢の冷えやすい場所に起こりやすく、赤くなって腫れたり、痛痒く感じたり、悪化すると
出血したりもします。

その原因は、温度差ですが、気温だけではなく「汗をかきやすい人」「血行が悪い人」な
どの体質的な問題や、水仕事をする機会の多い女性や高齢者といった生活環境の問題もあ
ります。

では、予防や治療はどうすればいいのかというと、これはやはり「血行をよくする」こと
です。患部を温めながらやさしくマッサージをしたり、血流改善のためのサプリメント
漢方薬などを利用することがおすすめです。

           

日常的生活では、手袋や靴下がむれたり、汗や水で濡れたりした場合は早目に取り換えた
り、靴を乾燥させたり、血行不良をまねくような先が細い靴や、ヒールの高い靴は避ける
ようにすることなどがあります。当然のことながら、水仕事のあとなどはしっかりと手の
指先まで水分を拭き取る習慣をつける必要があります。

また、加齢とともに起こる冷えは、基礎代謝の低下によることが多いので、できるだけ歩
くことを心がけたり、ストレスなどが多い人は交感神経の緊張が血行不良にかかわってい
ることもありますので、リラックス状態を作り出し副交感神経の優位性を高め血流の改善
を促すことも「しもやけ対策」の1つとして覚えておくといいでしょう。

     

 

 

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