1.プロテオグリカンという成分
少し前までは、名前すら出てこないほど高嶺の花で1gが数千万円
という希少価値成分でした。
しかし、現在は技術の進歩で、庶民レベルまで落ち着き、その優れ
た保水性から化粧品としての研究も進められていますが、もともと
は軟骨組織を形成する成分として関節痛の軽減や予防として注目さ
れていました。
ところが、あまりにも高額なので、そのプロテオグリカンの構成物
質であるグルコサミンやコンドロイチンなどが関節痛に効果がある
成分として目にとまる機会が多かったのです。
つまり、本来なら関節痛にはプロテオグリカンとしたいところをグ
ルコサミンという表現になっていたようなところがあります。
そしてあなたは今、関節の軟骨成分にはプロテオグリカンが効果的
だということを知っても、自分は膝はまだ悪くないからと思われる
かも知れません。
しかし、肘や膝だけが関節ではないということをご存知でしょうか?
私達が身体を曲げて動かす部分にはすべて関節があります。
手首、足首、手の指、足の指、足の付け根、首やアゴなどにもすべ
て関節が有って動いています。
なので、関節がスムーズに動かなくなると、膝の痛みはもちろんで
すが、食事や会話が思い通りに進まない、顔がゆがむ、首が回らな
いといったような障害も起こってくることになるのです。
そのことを知った上で、最近話題のプロテオグリカン化粧品のこと
を考えると、全身をスムーズに活動させ、肌も美しく保つために必
要な中年以降の強い味方がプロテオグリカンだということがお解り
いただけるでしょうか。
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2.プロテオグリカンの摂取方法
もともと牛の気管軟骨がプロテオグリカンの抽出元だったし、量産
されるようになったのも鮭の鼻軟骨が原料ということからも、私達
が食事でプロテオグリカンを大量に摂取するということは初めから
無理がありますよね。(笑)
なので、プロテオグリカンの摂取はサプリメントというのが一般的
な方法になります。
ではそのプロテオグリカンがどのようにして活用されているのかと
いうと、関節の軟骨は主に、コラーゲン、水、プロテオグリカンで
できていて、その主成分であるプロテオグリカンやコラーゲンが減
ってくると関節と関節の動きがスムーズにいかなくなってしまいま
す。
つまり、関節を動かす軟骨の必須成分の1つとなっているのです。
今はまだ大丈夫と思っていても、加齢とともに確実に減少していく
ことはまちがいない成分で、軟骨が減ってしまってから大量に摂取
してもすぐに回復するものでもないので、できれば、特に膝でなく
ても、どこかの関節がギクシャクしてきたなと感じたときがプロテ
オグリカンを補給し始めるときかも知れません。
例え、軟骨には多く必要ない場合でも、美容面でも貢献度が大きい
と考えれば、早目のプロテオグリカンも始めやすいですよね。(笑)
ただ、サプリメントで補給する場合でも、軟骨成分はⅡ型コラーゲ
ンの比重が大きいので、プロテオグリカン、Ⅱ型コラーゲン、ヒア
ルロン酸の3大成分がバランスよく配合された「プロテウォーク」
のようなものを選ぶことをおすすめします。