1.目に良い食べ物とは?
ネットや新聞、テレビのCMでは、目に良い食べ物として、
ブルーベリーやビルベリーといったものが多く見受けられますが、
眼科でそのような質問をしてみても、全然相手にしてもらえない
というような経験はないでしょうか?
それは、眼科では、食べ物で目がよくなることはなく、目薬や手術で治療
することが効果的な方法であるというのが建て前だからです。
一方では、ブルーベリーを食べると目がよくなったり、白内障の予防に
つながるといった記事を見ると、どうしたものか困ってしまいますよね。(笑)
これらは、ある意味どちらも正しく、どちらも正しくないということになります。
そもそも眼科医は目の治療が専門であって、栄養士ではないのです。
なので、自分の専門分野を飛び越えて、食べ物の話をすることはありません。
また、目に必要な成分を十分摂れば、目が良くなるかというと、
それも目に良い成分ではあっても、回復までを約束できるものではありません。
なぜなら、実際に患者さんと向かい合って治療したこともない人が、
目に良い成分が入っていると言っているに過ぎないからです。
つまり、目の健康法とは、目を守るために必要なアイテムがサプリメントで、
目が悪くなったら眼科で治療するのが一番ということではないかと思います。
2.目に必要な栄養素とは?
よくアントシアニンとかルテインとかが目に良いと言われています。
しかし、実は、目の健康を保つのは、それだけではありません。
目の新陳代謝にはβカロティン、ビタミンA,水晶体の酸化防止にビタミンC、
血行促進にビタミンE,視力回復にビタミンB群、神経伝達機能のビタミンB1、
視神経回復にビタミンB2、脂質の代謝にビタミンB6、造血作用のビタミンB12、
その他にも、カテキン、アントシアニンなどのポリフェノール類、
カロティノイド、カルシウム、マグネシウム、タウリン、DHAといった、
おおよそほとんどの栄養素が目の健康のためには必要なのです。
これらを全部毎日摂取するだけでもちょっと無理な感じがしますよね。(笑)
そこで、自分に不足している栄養素は何なのかを知ることを前提として、
その不足分を中心に補給できるサプリメントが良いのです。
単に1つの成分を捉えて、目に良いといっても、それは、すべての人に当てはまる
という訳でもありませんし、その他の成分もほどよく配合されていて、
更に自分に一番不足しているものは何か?という答えになっていることが、
正しいサプリメントの選び方なのです。