１．年齢肌に成長因子

最近、美容業界で目にする機会が増えてきた「成長因子」といわれ
る言葉ですが、年齢肌とか老化とか、あまり嬉しくない美容用語の
多い中で、めずらしく夢があるような響きですね。（笑）
 
　　　　
 
英語では「グロスファクター」というのですが、増殖因子とも言わ
れ、特定の細胞の分化を促すタンパク質の総称です。
 

では、そのタンパク質がどういう働きをするのか気になるところで
すが、そもそも私達の身体の細胞や骨、筋肉など、体のすべてにお
いて「ヒト成長ホルモン」と言われるホルモンが作用して成長して
いる訳ですが、いつまでも成長し続けることはなく、青年期をピー
クにその分泌がどんどん減少していきます。
 
これがいわゆる老化が始まる原因となる訳で、それなら老化を防ぐ
にはヒト成長ホルモンを活性化すればいいということになる訳です。
 
そして、そのヒト成長ホルモンを活性化させる物質こそが成長因子
と呼ばれているものなのです。
 

２．成長因子の種類

成長因子とひとまとめにされていますが、もちろんいろいろな種類
があり、肌に関する成長因子の代表格は、ＥＧＦ、ＦＧＦ、ＩＧＦ、
ＴＧＦの４つと言われています。
 

 
ＥＧＦというのは、表皮細胞の成長因子で、表皮細胞を増殖させ、
生まれ変わり（ターンオーバー）を促進して、シミやくすみ等の改
善に貢献します。
 
ＦＧＦというのは、繊維芽細胞の成長因子で、繊維芽細胞を増殖さ
せて、肌の弾力を保つコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など
を活性化させてシワやたるみの改善に期待できるものです。
 
ＩＧＦというのは、インスリン様成長因子で、新しい皮膚の細胞を
生み出し、損傷した細胞を再生させることで、肌のハリを回復させ
たり、たるみやシワの解消に効果を発揮します。
 
ＴＦＧというのは、形質転換増殖遺伝子で、繊維芽細胞内でコラー
ゲンやエラスチンの生成に必要で、肌の潤いや弾力を高め、肌の改
善に役立ちます。
 

しかし、ここで注意しておかなければならないのは、今後ますます
このような成長因子を含む化粧品が出てくると思われますが、含有
量が多ければ多いほど良いという種類のものではないということで
す。
 
　
 
もちろん、不足分を一定量補うということはやるべきですが、その
量と質、バランスが大切で、必要以上に摂り過ぎるとむしろ悪影響
ということも十分考えられますので、その辺の研究がしっかりとな
されている信頼できるものを選ぶ必要があります。
 

具体的にはどういうものが良いのかというと、プラセンタのように
自然のバランスで配合されている種類のものがおすすめできます。
 
例えば、社歴１３０年以上の優良企業で、優れた研究設備と優秀な
研究者、技術を有する会社が、材料から製品までこだわりをもって
完成させたと言われているリバテープ（株）の「プラセラ原液」と
いう化粧品などが、安心して使える製品として推薦できるでしょう。
 
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