主な骨折の症状と基本的な対処・予防の仕方

主な骨折の症状と基本的な対処・予防の仕方

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1.骨折の種類と症状

骨折と聞くと、これまでに自身が経験したことのある人はその症状を思い浮かべるかも知
れませんし、漠然と骨が折れた状態を想像するのが一般的かも知れません。ただ、骨折と
言っても、その原因や症状によってさまざまな名称があります。今回はそのなかでも代表
的な骨折の症状と予防・対処の仕方についてです。

まずは、骨折とは何かと言うと、外力によって骨組織の連続性が完全あるいは不完全に離
断されること、と定義されています。わかりやすく言えば、骨が損傷しているという意味
ですが、その骨の損傷部位が皮膚の損傷につながっていない場合を「単純骨折」と言い、
骨折部位と皮膚損傷がつながっている場合を「複雑骨折」と呼びます。

複雑骨折というと、骨がバラバラになるような骨折(粉砕骨折)を想像する人が多いです
が、実はそういうものではなく、骨が皮膚から出ている状態(開放骨折)のことです。

1つの骨で損傷個所が1つの場合は単数骨折と言い、1つの骨に複数の骨折がある場合を
複数骨折と言います。複数骨折は重複骨折や多重骨折と呼ばれることもあります。

複数骨折と混同しやすいのが多発骨折で、こちらは複数の骨が一度に損傷することを言い
ます。

骨の組織に強い外力が加わることで発生する骨折は外傷性骨折、わずかな外力が繰り返し
加わることで発生する骨折が疲労骨折、骨の強度が弱くなる病気が影響して発生する骨折
病的骨折、骨粗しょう症により発生する骨折の脆弱性骨折などが比較的よく知られてい
ます。他にも外力の加わり方や部位によっていろいろな名称がありますが、とりあえずは
ここで紹介した骨折の違いについて覚えておくと役に立つことがあります。

2.骨折の予防と対処

骨折は誰にでも起こりますが、特に加齢により骨密度が低下してくる高齢者に多く見られ
る傾向にあります。なので、高齢者のいる家庭では、まずは家庭内での転倒リスクを下げ
る工夫をする必要があります。床に物を放置しないとか、すべりにくい靴下や靴を選ぶと
いったことを、気が付いたことから改善して行くようにしましょう。

次に、高齢者に限ったことではありませんが、バランスの良い食事、適度な運動、定期的
な骨密度検査などを通して、強い骨を維持するように心がけましょう。

骨折すると、その代表的な症状として現れてくるのが、痛み・腫れ・変形などです。痛み
や腫れは骨折の度合いや部位によって異なりますが、骨折部位の動きを固定具などを使っ
て制限することで痛みが緩和することがよくあります。腫れは氷や保冷剤などをタオルに
巻いて患部を冷やすことで抑えることができますので、非常時の対処法として覚えておき
ましょう。

とは言っても、明らかに骨折と思われる症状が出ているようなときは、できれば整形外科
などを受診するのが原則です。そこでの診断の結果で外科的治療か保存療法を選択するこ
とになりますが、回復後のことも含めて、医師とよく相談をして決めるようにして下さい。

また、特に強い外力を受けた訳でもないのに、腫れたり、痛みが続いていたり、すること
があります。そのようなときは疲労骨折や骨にヒビが入っているといったことがよくあり
ます。骨にヒビが入るのも立派な骨折ですので、違和感があるときは医療機関で早目に診
察を受けるようにしましょう。