1.突発性難聴の初期症状
ある日、突然、片方の聴力が低下して、その原因が不明な病気のことを突発性難聴と言い
ます。つまり、同じような症状が起きても、原因がハッキリとしている場合は突発性難聴
とは言いません。
突発性難聴は、片耳に起こる難聴とされていますが、他にも耳閉感(耳が詰まった感じ)
や音がダブって聞こえたり、耳鳴り、めまい・吐き気などの症状が現れることもあります。

突然、耳が聞こえなくなる訳ですから、発症に気付かない人はいないと思いますが、実は
突発性難聴では、治療が遅れると聴力が回復しなくなってしまうこともあるのです。約1
カ月で聴力の回復が難しくなると言われていますので、突然耳が聞こえにくくなったり、
耳鳴りやめまいの症状が現れるようになった場合は、できるだけ早く近くの耳鼻咽喉科を
受診することが大切です。
突発性難聴の原因は、現時点ではまだ解明されていませんが、内耳(蝸牛)の異常が原因
ではないかと考えられています。蝸牛は、内耳の音を聴神経を通して脳へ伝える働きをし
ていますが、何らかの原因で、ここへの血液循環が悪くなって、必要な酸素や栄養が十分
行き届かなくなることで、細胞や神経がダメージを受けて発症するのではないかと考えら
れているのです。
よく似た症状が現れる病気にメニエール病がありますが、メニエールは繰り返し発作症状
が現れるのに対して、突発性難聴は1回だけで再発することはほとんどありません。ただ
初めての場合は医師でも両者の判断が難しいと言われていますが、厳密な診断より治療優
先が好ましいとされています。
2.突発性難聴の予防方法
突発性難聴を発症した場合、約3割の人は完治し、約3割の人は完治しないものの、生活
に支障が出ない程度にまで回復し、残りの約3割の人は治療しても改善が見られず難聴や
耳鳴りなどの症状が残ってしまうとされています。
突発性難聴の原因はわかっていませんが、これまでのデータから発症しやすい人には特徴
があると言われています。それは、年齢的には30~60歳代で、ストレスが多く過労気
味、睡眠不足、生活習慣病の可能性が高い人ということなのだそうです。つまり、血液の
めぐりが悪くなったり、免疫が低下しやすい生活をしている人のことのようです。

これらのことから、突発性難聴を予防するための基本は健康的な生活をすることというこ
とになります。栄養バランスのとれた規則正しい食事、ストレス解消、適度な運動、質の
良い睡眠など、どこででも言われているような健康的な生活を実践することです。また、
すでに糖尿病や自己免疫疾患などの基礎疾患がある場合は、適切な治療を受けて、より良
い状態にコントロールできるように努めることです。
また、当然のことですが、音楽を聴くときはボリュームを控えたり、騒音の激しい職場で
は耳栓を使用したりして耳を保護するようにしましょう。
という人も少なくありません。血のめぐりを良くし、耳鳴りや聞こえづらさの改善に役立
つという加味帰脾湯などが良いのかなと思います。興味があれば試してみて下さい。